カニエ・ウェストが、自身のレーベルG.O.O.D. Musicに所属するラッパーのプッシャ・Tとビーフ関係にあるドレイクに対して複数のツイートして、ドレイクに公開謝罪した。

プッシャ・Tとドレイクのバトルに責任感じたか

 「奴隷は選択肢」というトンデモ発言をしてから、改心したのか「平和」や「愛」を謳い続けているカニエ・ウェストが、「謝罪行脚」に出る模様。

 今年5月、カニエがアルバム『DAYTONA』をプロデュースしたラッパーのプッシャ・Tが、同アルバムで人気ラッパーのドレイクを批判するディス曲「Infrared」をリリースしたことで、再熱したプッシャとドレイクと大バトル。

画像1: プッシャ・Tとドレイクのバトルに責任感じたか

 とくに、プッシャがドレイクに宛てた2曲目のディス曲「The Story of Adidon」で、ドレイクの隠し子だと囁かれてきた元AV女優ソフィー・ブルッソーの子供の話題に触れたことが大きな話題に。

 ドレイクがのちに発売したアルバム『スコーピオン』の収録曲「エモーションレス」で、「俺の子供を世の中から隠していたわけじゃない/子供を世の中から隠していたんだ」「彼女はビリー・ジーン(※)のように俺の恋人じゃなかった、だけど子供は俺のだ」と歌い、隠し子がいることを認めるほどの騒動となった

 ドレイクのプライベートにまで踏み込み、ドロ沼化したバトルから4ヵ月が経とうとするなか、“プッシャ派”のカニエがツイッターでドレイクに謝罪する行動に出た。

画像2: プッシャ・Tとドレイクのバトルに責任感じたか

 カニエは、ドレイクがインスタグラムに載せたツアー写真をスクリーンショットした画像とともに、こうツイート。

 「ドレイクとクルーに良いエネルギーと愛を送ります。公演を生で見ていないけど、写真を見る限り素晴らしい。僕はどこから混乱が生まれたのか分かっている」

 「はじめに、君のリリース日を邪魔してしまったことを謝罪する。僕たちは絆で結ばれていたし、(キッド・)カディを含めて僕たちのオフィスで一緒に音楽を作っていたじゃないか」

 カニエは、ドレイクの作品のリリーススケジュールを妨げてしまったことがトラブルの原因になったとして謝罪するとともに、この騒動の前まで2人に親交があったこと明かした。

画像: 以前は一緒にパーティーをする仲だったカニエとドレイク。

以前は一緒にパーティーをする仲だったカニエとドレイク。

 これらのツイートを皮切りに、カニエは合計8件のツイートを公開。

 「ディス曲に関わるつもりはなかったし、君(ドレイク)に悪いエネルギーを注ぐつもりもなかった」「2人のディス曲は聴いていない」と、自分の意見を述べたカニエは、「隠し子についてプッシャと話していない」ともツイートし、プッシャがディス曲でドレイクの子供に触れた行為には賛同しない姿勢を見せた。

 そして最後に、お詫びの印としてなのかカニエはこうツイート。

 「今後7日間、君の公演に行って愛をお届けし、君の創り出したアートにインスパイアされようと思う」

 と、ドレイクの公演に出向いて関係を改善させようとする、謝罪行脚に出るかのような発言をした。

 バトルが落ち着いたこのタイミングで謝罪したカニエ。今回の出来事に、現時点でドレイクからの返答はない。(フロントロウ編集部)

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