ジャスティンはパパラッチに何を訴えた?
本来であればセレブにとってうっとうしい存在であるパパラッチに対して、友好的な態度で接することが多いジャスティン・ビーバーが、外出先でめずらしくパパラッチたちに不満を漏らす場面があった。
今年7月に婚約を発表したモデルのヘイリー・ボールドウィンとすでに結婚していることが発覚したり、元恋人でシンガーのセレーナ・ゴメスが健康状態の悪化によって情緒不安定になり入院したり、ここ最近、身の回りでたくさんのことが起きているジャスティン。
そんなジャスティンから何か聞き出そうと、この日も大勢のパパラッチがロサンゼルス市内の歩道を歩いていたジャスティンのことを追っかけまわし、質問攻めに。
それでも気にすることなく、一度、黙って車に乗り込んだジャスティンだったが、何か思うところがあったのか、車のドアを開けて身を乗り出すと、周りにいたパパラッチたちに向かって「おーい!ちょっといいかい?聞いてくれ。君たちが自分のやるべきこと(写真や動画撮影のこと)をやっている最中に、もう少しおしゃべりを控えることはできるかな?」とお願い。
続けて「僕はできるだけ普通の生活を送りたい。だから、君たちにはプロとして自分の仕事に徹してほしんだ。どうだい?できるかい?」と言うと、「プロとしての仕事をしてくれ。僕と一定の距離を保つようにするとかね。君たちは最近僕の車に近づきすぎだ」と、一部のパパラッチたちの“行き過ぎた行動”に苦言を呈した。
さらに、言いたいことがまだ山ほどあったジャスティンは、パパラッチたちにもっと自分の近くに来るよう再度促すと、穏やかな口調でこう語りかけた。
「僕たちの置かれた状況を僕はちゃんとわかっている。ここにいるみんなそれぞれ仕事があって、パパラッチも仕事としてやっているということを理解しているつもりだ。君たちが僕のベストな写真を撮りたいということも知ってる。君たちのことを尊重したいと思ってるし、僕が君たちのことを邪見にしてるとは思ってほしくないんだけど、友好的にしようという気遣いから挨拶をされたり、「元気?」って声をかけたりされるのは、普通の生活を送ることを難しくするんだ」
ちなみに、話を始める前に「みんなカメラを下ろしてくれ」とお願いしたジャスティンは、その際、「君たちはみんな別々のエージェンシーで働いてるんだよね?じゃあ、みんなちゃんとカメラを下ろして、誰か1人だけが写真や動画を手に入れることのないようにしよう」と声をかけ、“パパラッチの仕事をわかっている”という先ほどの言葉通り、彼らの立場を理解したうえでの気遣いを見せていた。
パパラッチとセレブの“微妙な関係”が問題に
今回、ジャスティンはパパラッチたちに「写真は撮ってもいいけど、静かにしてほしい」という、かなりパパラッチ側に歩み寄った提案をしていたが、じつは今このセレブとパパラッチの持ちつ持たれつの“微妙な関係”が、ほかのセレブたちのあいだで問題になっている。
事の発端は、パパラッチが撮影した“自分の写真”をインスタグラムに投稿したモデルのジジ・ハディッドを、パパラッチ側が「肖像権の侵害にあたる」として訴えたことにある。この件をきっかけに、訴えられたジジをはじめとするセレブたちの怒りが爆発。
「写真を撮られるシチュエーションがいつも適切なものとは限らないわ。自分が住むマンションから出る時など、いつも自分のプライバシーが不当に侵害されていると感じるし、普通の生活を送ることがどんどん難しくなっている」と訴えたジジの意見に同意するセレブが続出している。(フロントロウ編集部)