※この記事には映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と、コミック『CaptainMarvel Prelude #1』のネタバレが含まれます。
キャプテン・マーベルがアベンジャーズになれなかったのは
オスカー女優のブリー・ラーソンがキャプテン・マーベル(キャロル・ダンバース)役を演じ、ついに実写化されるマーベルMCU映画『キャプテン・マーベル』。
キャプテン・マーベルの存在がMCU映画で初めて語られたのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のエンドクレジット。
サノスの制裁により人類は史上最悪の危機に直面していることを察したサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが、キャプテン・マーベルにヘルプを送ったことで、その存在が明らかになった。
そして、『アベンジャーズ4(仮)』に続く、重要な作品である待望の映画『キャプテン・マーベル』の予告編では、ニック・フューリーはアベンジャーズが結成される前からキャプテン・マーベルと面識があることがわかった。
このことから、ニック・フューリーは映画『アベンジャーズ』シリーズでヒーローたちが幾度となく窮地の危機に立たされた時も、キャプテン・マーベルの存在を認知していたということになる。
アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソー、ハルクというアベンジャーズのメインメンバーに匹敵するパワーを持つと言われているキャプテン・マーベル。彼女が助けに来れば、救えた命も多かったはずなのに、なぜ今までアベンジャーズの戦いに呼ばれなかったのか。
この理由と思われるストーリーが、先日リリースされたマーベルコミック『Captain Marvel Prelude #1(キャプテン・マーベル 序章#1)』に記されているという。
ニック・フューリーの思惑は?
このコミックには、仲間割れするアベンジャーズを心配する声に対して、ニック・フューリーが「俺たちがきちんと仕事をこなせば、“彼女”に連絡しなくて済む」と口にするシーンがある。
ここでニック・フューリーが言う「彼女」というのが、キャプテン・マーベルだと推測されることから、ニック・フューリーにとってキャプテン・マーベルはアベンジャーズの次の手だと認識していると考えられる。
さらに、同コミックの原作者ウィル・コロナは、映画『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』でのエンドロールのシーンについてMarvel.comにこう説明している。
「キャロル(キャプテン・マーベル)は最大の武器であり、フューリーはそのシルバーバレット(※困難を1発で解決する策)を無駄にはしない。だから、もしフューリーがここまで来て、しかもアベンジャーズがいる状況で彼女に連絡したということは、最後の手段が必要だと判断したのだろう」
ここまでニック・フューリーが頼りにしているとは、キャプテン・マーベルはサノスのような相手にも立ち向かえるほど強いということなのだろうか。
今回の話はあくまでコミックに基づいた仮説なので、真相は映画『キャプテン・マーベル』で明らかになりそう。
期待が高まる『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日全米公開され、3月15日に日本公開。続く『アベンジャーズ4(仮)』は、2019年5月3日に全米公開される予定。(フロントロウ編集部)