シンガーのアリアナ・グランデが、毒舌ジャーナリストとして知られるピアース・モーガンの「女性蔑視」発言の数々についに耐えきれなくなり、自身のツイッターで反論した。(フロントロウ編集部)

「ピアース vs 女性」のバトル開始

 アリアナ・グランデが、史上最強のフェミニストアルバム『LM5』が話題のガールズグループ「リトル・ミックス」や、人気トーク番組司会者のエレン・デジェネレスに対して差別的な発言を繰り返していたジャーナリストのピアース・モーガンに、ツイッターを通じて“お説教”をした。

画像1: 「ピアース vs 女性」のバトル開始

 事の発端は、リトル・ミックスが新曲「ストリップ」の1stビジュアルでヌードを披露したことに対し、ピアースが「これの何が人々に力を与えると言うんだ?(中略)アルバムの売上げをアップさせるためにヌードになったとしか考えられない。彼女たちは性を売りにしている」と、出演するテレビ番組のなかで批判したことにある。

画像2: 「ピアース vs 女性」のバトル開始

 もちろんこのピアースの発言をうけて、リトル・ミックスのメンバーはすぐさま「バカげてる」と反論したが、ピアースが考えを改めることはなく、むしろ「嫌な奴と言ったことを謝れ」と逆上。 

 さらに、この一件で虫の居所が悪くなったのか、11月19日の「国際男性デー(International Men's Day)」の日に、エレンが自身の冠番組『エレンの部屋』のなかで「男性セレブの半裸写真」を紹介したことに対して、「エレンだって男性セレブの半裸写真を性的なものとして扱っていたのに、俺はホリー・ウィロビーの美脚を褒めただけで、1日中非難されている。これが現代におけるフェミニズムの矛盾点だ」と恨み節。

アリアナ親子がバトルに参戦

 その後もツイッター上で悪態をつきまくるピアースを見かねたアリアナの母ジョアン・グランデが、「お母様から『相手に対して良いことが言えないのなら、何も言うな』と教わらなかった?」とメッセージを送ると、続いて娘のアリアナも登場し、こう言い放った。

画像: アリアナ親子がバトルに参戦

 「エレンはとても親切で素晴らしい人間よ。(シンガーとして)私は自分の才能と性的な魅力の両方を存分に活用しているけど、それは自分で選んだことなの。すべての女性が才能と性的な魅力の両方を兼ね備えることができるし、たとえ裸だろうと威厳を保つこともできる。私たちには選ぶ権利があるの。みんなに理解してもらえるまで、私たちは戦い続けるわ。一応、敬意をもってこの言葉を捧げたつもりだけど、“サンキュー、ネクスト(※)”」
※日本語で「ありがとう、さあ次」という意味の「サンキュー、ネクスト(Thank U, Next)」はアリアナの新曲のタイトルで、英語だと使い方によっては相手に対して少し横柄な態度をとるようなニュアンスにもなることで知られるフレーズ。


 「あと、自分の主張を正当化したいなら、若くて美しく、成功している女性たちのやる事なす事批判するよりも、もっとマシな方法があるとあなたが気づく日がやって来ることを心待ちにしているわ。(もしそれに気づくことができたら)あなたに残されたもの、もしくはあなた自身やあなたのキャリアにとっても、プラスに働くと思う」

 さらに、アリアナはピアースが「性を売りにするな」と言っていたにもかかわらず、過去に人気ファストフードチェーン「バーガーキング」の広告で裸を披露していたことに触れ、皮肉をチクリ。

 「ちなみに、あなたがこういうことをする分にはOKということかしら?」

 以前から、現代女性が掲げるフェミニズムの理念にたびたび疑問を呈してきたピアースは、つい最近も「男性はこうあるべき」という持論から一方的に俳優のダニエル・クレイグイクメンぶりを批判し、炎上したばかり。

 しかし、当の本人はまったく懲りてないようで、アリアナからの皮肉に対しても「もしかして、(スマホやパソコンの)待ち受けにしてくれてる?」と返すなど、何を言われても意に介さない素振りを見せている。(フロントロウ編集部)

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