テイラーがキム&カニエに“チクリ”
2017年に発売したアルバム『レピュテーション(Reputation)』で、赤裸々な内容の歌詞を通じて世間からのネガティブな評価や悪評を吹き飛ばしたテイラー・スウィフト(29)が、表紙を飾った米Elleの最新号のインタビューで、今年30歳になることになぞらえてこれまでの人生で学んだ「30の事」を紹介。
そのなかの一項目に、“犬猿の仲”で知られるキム・カーダシアン&カニエ・ウェスト夫妻との過去のバトルを思わせる内容のものがあった。
テイラーvsキム&カニエ夫妻のバトルを振り返る
2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでカニエがテイラーのスピーチを妨害した事件を発端に、10年以上に渡ってバトルを繰り広げているテイラーとカニエ。一時は関係が回復したと言われていたものの、2016年にカニエが発表した楽曲『フェイマス』の中に、テイラーを侮辱するような歌詞が含まれていたことや、同曲のMVに全裸のテイラーを模したろう人形を登場させたことでバトルが再燃。ここ2年ほど表立った動きはないものの、いまだ関係修復にはいたっていない。
テイラーの発言はコチラ。
「相手にする必要もないような人たちからの意地悪な発言や行為をはね返すには、ただ笑い飛ばせばいいということを学んだ。誰かのことを誹謗中傷する人たちは、『相手に恐怖を感じてほしい』『自分のことを真剣に受け止めてほしい』と思ってる。数年前、“誰かさん”が私を陥れるためにネット上で大々的なネガティブ・キャンペーンを行なって、私のことを(“嘘つき”や“裏切り者”といった意味がある)『ヘビ』と呼んだことがあった。大勢の人たちがそれに加担するのを見て、人生で1番落ち込んだ。だから、レピュテーションツアーで20メートルはある巨大なヘビの“キャリン(Karyn)”が大歓声を上げる6万人超のファンの前に登場するたびに、笑いをこらえるのに必死だった。あれは、インスタグラムに意地悪なコメントを残した人たちに対する、私からの『(笑)』という返事。いじめをした人たちが謝罪してくれることが1番望ましいけど、恐らくそれは無理だろうから、自分がいじめに耐えて、そこから立ち直って成功を収めたことへの優越感にひたるしかないのかも」
テイラーが言う“誰かさん”とは、テイラーのことを最初に「ヘビ」呼ばわりした張本人であるカニエの妻キムのこと。
ツアーのセットを使って仕返し
誹謗中傷のコメントが原因でくじけそうになりながらも、キムをふくむ一部の人たちから「ヘビ」と呼ばれていることを逆手にとって、『レピュテーション』に収録されている曲のMVや、ツアーグッズ、さらにはツアーの小道具・セットにまでふんだんに「ヘビ」を使用し、つねに戦う姿勢を見せてきたテイラー。
レピュテーションツアーのシンボルでもあった大蛇のキャリンには、キムやカニエ、その他大勢の“いじめっ子”たちへの仕返しの意味が込められていたことを明かし、キャリンが歓声を浴びながら登場するたびに心の中で笑い飛ばしていたことを告白した。
最後に、“人当たりがいい”ということは長所にも短所にもなり得ると話すテイラーは、世の中にはそのことを利用とする人たちがいるとしたうえで、後悔しないためには心を鍛え、自分を信じ、誰かに傷つけられるようなことがあったら、良きタイミングで「ヘビのように相手に噛みつく」しかないとアドバイス。
ツラいを経験から立ち直り、ひと皮もふた皮も向けて成長したことをこのインタビューを通じて証明した。(フロントロウ編集部)