ディズニーランドでの“苦い思い出”を明かす
今年4月に公開されたマーベルMCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもって、アイアンマン役を卒業した俳優のロバート・ダウニー・Jr.が、米カリフォルニア州アナハイムで開催されたディズニーのファンイベント「D23 EXPO 2019」に登場。米ウォルト・ディズニー・カンパニーからディズニー映画でのこれまでの活躍を認められ、ディズニー・レジェンド賞を授与されて殿堂入りを果たしたロバートが、受賞スピーチでディズニーランドでの“苦い思い出”について語った。
「みなさんにちょっとしたトリビアがあります。初めてディズニーランドを訪れた時に、僕はどこか別の場所へと連れて行かれました。逮捕された直後のことです。僕が連れて行かれたのは、びっくりするくらい親切に手続きをしてくれる施設でした。そこで厳重に注意されたあと、僕の記憶が正しければ、ものすごく落胆した様子の付き添い人のもとに戻されました。今までずっとこの恥ずかしい過去について口を閉ざしてきましたが、今夜ここで打ち明けることにします」
さらに続けて、「“許可証(※)”を持たずにゴンドラで大麻を吸っていた僕のことを拘束した人たちにお詫びします」と謝罪すると、「誤解を招くといけないのでひと言付け加えると、そもそもゴンドラで大麻を吸うための許可証なんてないですね」とジョークを交えてエピソードを締めくくった。
※カリフォルニア州では嗜好用大麻が合法化される前から、医師の診断をもとに発行された許可証(ライセンス)があれば、合法的に医療用大麻を入手することができた。
ちなみに、ご存じの方もいるかもしれないが、バラク・オバマ元米大統領もまだ10代の頃、アトラクションに乗っている時にタバコを吸ってディズニーランドから「追放」された過去を持つ。幸い永久に出入り禁止にされることはなく、帰り際に職員から「もう2度と同じ過ちを繰り返さないことを条件に、またいつでも遊びに来てください」と、温かい言葉をかけてもらったそう。
ディズニーはこれまでにも、園内への持ち込みが禁止されている品を持ち込んだ女性客や、宣伝目的でドナルド・トランプ米大統領を応援するバナーを掲げた男性客、さらに最近では従業員に暴力をふるって危険行為に及んだ女性客を“永久追放”するなど、ルールを破る客にはとことん厳しい姿勢を取ることで知られている。現在はどうかわからないが、以前はロバートやオバマ元大統領のように「若気の至り」でルール違反を犯した者には、比較的緩い対応をしていたよう。(フロントロウ編集部)