セレーナ・ゴメスが「元祖インスタ女王」らしい方法で人種差別抗議デモを支援することを明らかにした。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメスが「画期的な方法」で反人種差別デモをサポート

 2016年にインスタグラムで最もフォロワーの多いセレブ」「インスタグラムで最もいいね!されている写真」という2冠を達成し、“元祖”インスタ女王となったシンガーのセレーナ・ゴメス

 現時点でフォロワー数1億7千890万人以上を誇る彼女は、ランキングこそ、2億2千230万人を持つサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド、1億8千940万人を持つシンガーのアリアナ・グランデ、1億8千560万人を持つ俳優のドウェイン・ジョンソン、1億7千950万人を持つリアリティスターのカイリー・ジェンナーに次ぐ5位となっているが、それでも、彼女のインスタグラム上での影響力は絶大で、勢いを増すばかり。

 全米から世界各国へと拡大している人種差別抗議デモ「#Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/黒人の命も価値がある)」への賛同を表明し、反差別を訴えてきたセレーナは、自分のインスタグラムアカウントが持つパワフルな情報発信力を活用しない手はないと、画期的な方法でこのムーブメントを後押しすることを発表した。

 アフリカ系アメリカ人画家チャーリー・パーマーの『Speak With Confidence(自身を持って語ろう)』という作品を投稿したセレーナは、その方法についてこう明かした。

「歴史において重要なこの瞬間について、どんな風にみんなに正しく情報を伝えたらいいか、とても悩んでいました。自分のソーシャルメディアを有効活用するにはどうしたらいいのかを考えた結果、私たちはもっと、黒人の人たちの声を聞く必要があると感じました。だから、この先数日間は、影響力を持つリーダーたちに焦点を当てて、私のインスタグラムを“乗っ取って”もらうことにしました。そうすれば、彼らは、自分たちの声を私たちに直接届けることができるから。私たちみんなに、改善する義務があります。まずは心と頭をオープンにして、耳を傾けることから始めましょう」

 彼女がスタートする試みは、つまり、自分のインスタグラムアカウントでの情報発信の権限を「ブラック・ライヴズ・マター」の重要人物たちに一時的に委ねることで、膨大な数のフォロワーたちに、よりダイレクトに黒人コミュニティの生の声を届けようというもの。

 英語では「インスタグラム・テイクオーバー(instagram takeover)」と呼ばれるこの方法は、企業やブランド、メディアなどがセレブやインフルエンサーに依頼して、一時的な“乗っ取り”を通じて動画や写真などを投稿してもらう人気のマーケティング・PR方法。セレーナは、以前は依頼される側として、自分もやったことがあるこの方法を、今度は逆に依頼する側として暗躍し、反人種差別主義活動家たちに情報発信の場を提供しようと考えたよう。

 セレーナが完全にコントロールを委ねるのか、それとも、重要人物たちのリモート対談などが行なわれることになるのかは明かされていないが、この取り組みは間もなくスタートする。

 セレーナは、6月2日火曜日に行なわれた、黒人への人種差別について熟考し、デモへのサポートを表明するオンラインスト「#Blackout Tuesday(ブラックアウト・チューズデー)」にも真っ黒な画面を投稿して参加したほか、自身の公式ウェブサイトを閉鎖。黒人への人種差別の歴史や実態について知識を深めるためにチェックするべきアカウントや寄付すべき団体のアカウントとして、「@blklivesmatter」、「@whenweallvote」、「@colorofchange」、「@NAACP」の4つをリストアップして、ファンたちに紹介した。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.