ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の俳優のソフィ―・ターナーが同作の“思い出の品”として貰ったある美術品が自宅に届いたことを報告。一般家庭にあったらちょっと邪魔そうなそのアイテムって?ほかのキャストたちがゲットした記念品もまとめて紹介!(フロントロウ編集部)

ソフィ―・ターナー、『GoT』で使った「アレ」をゲット

 2019年に大人気のうちにシリーズに幕を閉じたHBOのメガヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GoT』)。

 日本でも“ゲースロ”の略称で親しまれ、多くのファンを持つ同作は、5月の最終回の放送の翌日にはアメリカで1,000万人以上のファンが“病欠”を計画したほどの“GoTロス”を引き起こした。

 架空の王国の歴史とファンタジーが絡み合う荘厳な物語を描いた同作は、1話につき1000万ドル(約11億円)以上が投じられたエピソードも存在。さすが巨額な費用が注ぎ込まれただけあり、観ている人も、まるでドラマの世界に入り込んだかのような錯覚に陥るほど、リアリスティックで美しい装飾や美術品も絶賛された。

画像: ©HBO / Album/Newscom

©HBO / Album/Newscom

 そんな『GoT』のセットから持ち帰った記念品が、ようやく我が家に到着したことを、同作のメインキャラクターの1人であるサンサ・スタークを演じた俳優のソフィ―・ターナーが、インスタグラムストーリーを通じて報告。

画像1: ソフィ―・ターナー、『GoT』で使った「アレ」をゲット

 これまでにも、思い出の品として、劇中で身に着けたコルセットや、最終話に小道具として登場した“巻物”を貰ったことを明かしていたソフィーが、「おかえり」というコメントとともにお披露目したのは、スターク家に代々伝わる紋章入りの木彫りの“玉座”だった。

画像: ©Sophie Turner/ Instagram

©Sophie Turner/ Instagram

 ネタバレとなってしまうので、詳細は割愛するが、このスターク家の玉座は、ソフィーが演じたサンサにとって、かなり大きな意味を持つもの。

 物語の登場人物たちがその座を巡って争うウェスタロス王国の“鉄の玉座”に比べると、こじんまりとはしているものの、やはり一般家庭にあったらちょっとスペースを取りすぎてしまいそうな逸品だが、そこは、夫も人気バンド、ジョナス・ブラザーズのメンバーのジョー・ジョナスというセレブなソフィー。置く場所にはとくに困らないだろう。

画像2: ソフィ―・ターナー、『GoT』で使った「アレ」をゲット

 ソフィーは、7月末にジョーとの第1子となる娘のウィラちゃんを出産したばかり。欧米では、新生児の授乳の際に母親が腰掛ける特別な椅子を用意する習慣があるけれど、もしソフィーがこのスターク家の玉座に座って、ウィラちゃんに授乳しているとしたら、めちゃくちゃカッコいい。


『GoT』のセットからキャストたちが持ち帰ったもの

 ソフィーのほかにも、『GoT』のセットから記念の品を持ち帰ったというキャストはいる。彼らがゲットした思い出の品をまとめて紹介!

ジョン・スノウ役のキット・ハリントン

画像: ジョン・スノウ役のキット・ハリントン

 主役の1人であるジョン・スノウを演じたキット・ハリントンが、ファイナルシーズンであるシーズン8の撮影を終えた記念として現場から持ち帰ったのは、自身が演じたジョンを象った像

 劇中では、スターク家の地下聖堂に置かれている重要なアイテムとして登場するこの像の使い道について、キットは、自家菜園に置いて“かかし”として活用しようと思っていると、2019年に出演した米トーク番組『Live with Kelly and Ryan』で告白。「スピーカーを付けて、ひたすら『GoT』のセリフを言わせようかなって。“冬が来るぞ”みたいな」とジョーク全開で話していた。


デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラーク

画像: デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラーク

 “カリーシ”ことドラゴンの母、デナ―リス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークは、トラブルに巻き込まれるのがすごく嫌という理由から、自分ではセットから何も持ち帰らなかったものの、『GoT』のカメラ部門で働いていた実兄のベネットが、こっそりセットから頂いてきたという、“ターガリエン家の旗”をクリスマスにプレゼントされたというエピソードを英BBCラジオの『Breakfast Show』で明かした。

 ちなみに、エミリアは、ちゃんと各部門のスタッフなどにお願いしたうえで、ウィッグや衣装なども貰ったそう。


アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズ

画像: アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズ

 『GoT』では純粋無垢な幼い少女から他を寄せ付けない一流の殺し屋へと成長する過程を見せてくれたアリア・スターク役のメイジ―・ウィリアムズは、最も思い入れの強い衣装である、革製のジャケットを記念品として受け取ったそう。

 「血と泥にまみれたような衣装で、すごく『GoT』らしいの」と米『Good Morning America』とのインタビューでジャケットについて語ったメイジーは、物語に登場するブレーヴォスという自由都市への道が開くきっかけとなった“鉄製のコイン”を持ち帰ったことも明かしている。


グレイ・ワーム役のジェイコブ・アンダーソン

画像: グレイ・ワーム役のジェイコブ・アンダーソン

 穢れなき軍団の指揮官であるグレイ・ワームを演じたジェイコブ・アンダーソンがスタッフから贈られた小道具は、『GoT』ファンにとってはなかなか羨ましい一品。

 ジェイコブは、ジョンやダネーリスが仲間たちとの作戦会議に使っていた地図の上で戦いの進め方を示していた、チェスの駒を貰ったのだそう。

 ジェイコブは、米Entertainment Weeklyに「勝手に取ったんじゃないよ。ちゃんと(スタッフに)貰ったんだ。ちょっと穢れなき軍団の戦士っぽい形をしてて、ちょっと男性器のような形もしてるんだ」と、シリーズを観た人には分かるジョークも交えて語った。


ブラン・スターク役のアイザック・ヘンプステッド・ライト

画像: ブラン・スターク役のアイザック・ヘンプステッド・ライト

 
 スターク家の次男であるブラン・スタークを演じたアイザック・ヘンプステッド・ライトは、撮影最終日にセットに合った貰えそうな物をいろいろかき集めて持ち帰ったそう。

 「“ヤバい、これが『GoT』最後の日だ!”って感じでセットを走り回って、何でもいいから貰ってきたよ。木製のスプーンや、藁でできた器、木桶とか…基本、台所用品を持ち帰ってきたね」と、後先考えずに適当に色んなものをゲットしたことを米Peopleに明かしている。 

 そのほかにも、ブランの付き人のホ―ダ―役を演じたクリスチャン・ナイアンは、自分のキャラとつながりが深い「ドア」を、ギリ―役のハンナ・マリーは撮影で使った「防水用ソックス」を、さらに、ジョラ―・モーモントを演じたイアン・グレンとユーロン・グレイジョイを演じたピルウ・アスベックは、それぞれ衣装の一部として身に着けた「指輪」を記念の品として持ち帰ったのだそう。(フロントロウ編集部)

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