※本記事には、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章エピソード3のネタバレが含まれます。
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章第3話の名シーン
2019年に最終章が放送され、世界中で大ブームを巻き起こしたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が終幕を迎えた。最終章のシーズン8では1エピソードあたりなんと予算約17億円(1,500万ドル)という巨額が投じられた本作。キャスト達の出演料が多くを占めていると見られているけれど、もちろん、ドラマと思えない映像のクオリティも作り出した。
人間以外の種族も多く登場する本作では戦いのシーンの評価も高く、シーズン8のエピソード3は、全編約80分間がバトルシーンにさかれたほど。そして第3話がファンから人気のエピソードである理由はやはり…、アリア・スタークが夜の王を殺す名シーンがあるから!
夜の王を殺すのはアリアではない予定だった?
2011年に『ゲーム・オブ・スローンズ』の放送が開始された時、アリアを演じたメイジー・ウィリアムズはまだ子供の14歳。しかし最終章が放送された2019年には22歳となり、大人になったアリアは夜の王を殺すまでに成長した。その展開は、『ゲーム・オブ・スローンズ』を昔から見ていた多くのファンにとってかなり胸アツなものとなったけれど、じつは夜の王を殺すキャラクターは、別のキャラクターの予定だった? メイジーが、米The Hollywood Reporterのインタビューでこう明かした。
「(ジョン・スノウ役の)キット・ハリントンは、それがジョン・スノウにいくと思ってたの。キットは、『そうなるはずだったんだよ。シーズン3で、僕が夜の王を殺すことになると言われた』って言ってた。そして台本を読んだら、それはアリアだった(笑)。(夜の王を殺すのがジョン・スノウだったら)分かりやすすぎるもんね。本当に、それがアリアで良かったと思ってる。最終章で1番良いストーリーラインを持てたと思ってるから」
キットの記憶違いなのか、本当にジョン・スノウで計画されていたのかは明確ではないけれど、ジョン・スノウが夜の王を殺したとしても、不自然ではないだろう。とはいえジョン・スノウには、最終章最終回で“あの展開”が待ち受けているため、夜の王を殺すのはアリアで良かったと考えているのは、ファンだけでなくメイジーも同じよう。
しかし一方で、メイジーはエピソード3について、約10年演じたアリアにとって最高のエンディングだったからこそ、ドラマについて考えるのは止めたと明かしており、一大旋風を巻き起こした『ゲーム・オブ・スローンズ』への出演には、大きな重圧をともなっていたことを率直に話している。(フロントロウ編集部)