ビリー・アイリッシュがインスタグラムのライブ配信で、新曲とそのミュージックビデオを間もなく公開すると予告。一方、兄で共作者のフィニアス・オコネルは、新型コロナウイルス禍でビリーのアルバムをリリースする可能性に言及した。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュが新曲のリリースを予告

 今年1月に開催された第62回グラミー賞授賞式において、女性として初めて、最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の主要4部門を制覇するなど、2019年に大ブレイクを果たした現在18歳のビリー・アイリッシュ

画像: ビリー・アイリッシュが新曲のリリースを予告

 新型コロナウイルスの世界的な流行によるパンデミックの影響を受け、9月に予定されていた来日公演を含むワールドツアーの一部日程の延期を余儀なくされるなど、2020年に予定されていた計画を大きく変更することを余儀なくされてしまったビリーだけれど、そんななかでも2020年に入ってからいくつかの新曲をリリースしており、今年2月に映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「ノータイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)」をリリースしたほか、7月には「my future(マイ・フューチャー)」をリリースした。

 今年8月に行なわれた米民主党全国大会では「my future」を初パフォーマンスしたことが話題になったばかりの彼女だけれど、どうやら早くもさらなる新曲のリリースを予定しているよう。

 つい先日、インスタグラムでライブ配信を行なったビリーは、そのなかでファンに次のように打ち明けた。

「ある楽曲とビデオが数週間後に出るよ。もしかしたら1か月後かも、分からないけど。いつになるかは分からないの」

兄のフィニアスがアルバムの可能性に言及

 新曲が控えていることを明かしただけに、2019年3月にリリースしたデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』以来となるアルバムのリリースが期待されるけれど、ビリーの兄で、彼女の楽曲を共作しているシンガーソングライターのフィニアス・オコネルが先日、豪Herald Sunとのインタビューでそんなニューアルバムについて言及した。

 インタビューのなかで、フィニアスは「ビリーと僕は彼女の次のアルバムに全力を注いでるし、僕個人のアルバムにも取り組んでいるんだ」と、現在ビリーのアルバムと、フィニアス名義で活動している自身のアルバムを制作していることを告白。

画像: 兄のフィニアスがアルバムの可能性に言及

 とはいえ、新型コロナウイルス禍ではリリースしたくないと考えているそうで、「ビリーのアルバムも、僕のアルバムも、つまらないCOVID-19のアルバムにはしたくない」とフィニアス。「COVID-19が蔓延しているなかではリリースしたくないという切実な思いがあってね……通りに出て、みんなに踊ってもらえるようなアルバムにしたいんだ」と続けて語り、思わず踊りたくなってしまうようなアルバムにしたいと思っていると明かした。

 残念ながら新型コロナウイルスの収束までビリーやフィニアスのニューアルバムはリリースされないようだけれど、ビリーのさらなる新曲が数週間以内にリリースされる可能性は高そう。最新シングル「my future」が、未来への希望を歌ったビリーにしては“珍しい”ポジティブな楽曲だっただけに、次の楽曲がどんなものになっているのかを楽しみにしていよう。(フロントロウ編集部)

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