プロがオススメするチークカラーの選び方
チークの色選びといえば、お気に入りの色を選んだり、ほかのポイントメイクに合わせて選んだりする方法が知られているけれど、じつはチークの色選びは奥が深い。メイクのプロはさまざまな方法を取り入れていて、まだまだ知らないチークの色選びがいっぱい。
メイクのプロはどんな風にチークの色を選んでいるのか、これまでにフロントロウで紹介した色選びの方法を3つまとめてご紹介。
「チークの入れ方」に合った色選び
1つ目の選び方は、頬のどの位置に入れるかによって色を選ぶ方法。メイクアップアーティストのウェイン・ゴスは、チークは入れ方によって相性のよい色が異なることを説明し、頬の真ん中に入れる塗り方と、頬骨の下に横長に入れる塗り方、Cゾーンに入れる塗り方の3つに合う色を明かした。
笑ったときに盛り上がる頬の真ん中にのせるチークの塗り方には、ピンクやローズのカラーが好相性。ウェインによると、真ん中に塗るチークの入れ方は、優しくふんわりとした印象を与えるため、その印象に合った色を選ぶことがオススメだという。
頬骨よりも下に横長にチークを入れる平行塗りをするなら、オレンジやコーラルのカラーを選ぶのがベスト。平行塗りは日焼けしたような健康的なヘルシーメイクに仕上がるため、オレンジ系やコーラル系の色を選ぶことで、よりヘルシーにイキイキとした印象を与えられるのだとか。
ここ最近人気のCゾーンチークにぴったりなのが、ベージュやブラウンのチーク。頬からアイホールの目尻側にかけて文字のCのように入れるこの入れ方は、ブロンザーのように顔を引き締める効果があるため、暗めの色と相性抜群。上品で大人っぽいメイクに仕上がるそう。
「肌悩み」をカバーできる色選び
2つ目の選び方は、気になる肌悩みをカモフラージュしてキレイに見せる色の選び方。メイクアップアーティストのモリー・R・スターンとニール・シベリは、くすみと赤みをカバーして顔色をよく見せる塗り方を紹介。
くすみが気になる肌にオススメだというのが、発色のよいビビッドよりの色。モリーは、「ビビットに近い色のチークは、くすみを目立たせずに肌を明るくフレッシュに見せてくれる」と説明。反対に色味が落ちついたチークは、くすみがちな肌だと余計に暗く見えてしまうという。
肌の赤みが気になるなら、選ぶべきはコーラルやオレンジなどのチーク。ニールによると、コーラルなどの色は肌の赤みを目立たせず、バランスのよい肌色に見せられるという。ちなみにピンク系のチークは、肌の赤みがより強調されやすいため、赤みをカバーしたいならあまりオススメしないのだとか。
「自分の肌」に似合う色選び
3つ目の選び方は、自分の肌にぴったりのチークカラーを選ぶ方法。その見つけ方についてメイクアップアーティストのニンニ・ヌムメラは、日焼け後の肌の反応によって見分けられると説明し、日焼け後に黒くなる肌と赤くなる肌にそれぞれ似合う色をレクチャー。
日焼けをしたときに肌が黒くなるタイプは、暖色系のカラーのチークが似合うそう。なかでもゴールデンピーチやアースピンク、コーラルピンクなどのカラーがニンニのオススメ。
日焼け後の肌の反応が赤くなるタイプなら、ぴったりなのが寒色系のカラーのチーク。柔らかいローズカラーや青みピンク、モーブピンクなどの色を選ぶことで肌のトーンをアップして若々しい印象に見せてくれるという。
メイクのプロが教える、3通りのチークの選び方。新しいチークを買うときやメイクをするとき、どの色のチークにしようか迷ったらぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)