ディズニーランドのキャストが「この言葉」を口にしたら要注意!? あなたは彼らに“ウザイ客”と思われているかもしれない。(フロントロウ編集部)

ディズニーランドのキャストが使う「隠語」が明らかに

 世界中の人たちから「夢の国」として愛されているディズニーランド。コロナ禍でアメリカのカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・パークは1年近く臨時休園しており、日本の東京ディズニーリゾートも緊急事態宣言の延長を受けて営業時間を短縮するなど、開園以来、最大の危機的状況を迎えているが、いかなる状況下でもキャストと呼ばれる従業員たちはつねに“一流のおもてなし”をすることを要求されている。

 そんなディズニーランドのキャストには、ゲストに何か聞かれた際に「わかりません(I Don't Know)」と言ってはいけないという決まりがあるほか、園内で緊急事態が発生した時は、ゲストにそのことを悟られないように「隠語」を使ってキャスト同士でコミュニケーションをはかるようにしている。

 たとえば、園内で迷子になってしまった子供がいることを知らせる場合は、「シグナル70(Signal 70)」という隠語を使って子供たちの不安を煽らないようにしたり、乗り物酔いや体調不良から吐き気を催してしまったゲストがいる場合は、「誰かが吐いた」と言う代わりに、英単語の「Vomit(嘔吐する)」の頭文字を取った「コードV(Code V)」という隠語を使用して、ほかのゲストが気分を害することのないよう配慮したり、使う言葉のひとつひとつに気をつかっている。

画像: ディズニーランドのキャストが使う「隠語」が明らかに

 それは相手がどんなに失礼で厄介な客であっても同じ。キャストはつねに「お客様第一」の姿勢を貫くことを優先しなければならず、ゲストの前で悪態をつくことは決して許されない。もちろんそういった迷惑客がいることを、ほかのキャストに知らせる際も言葉選びには注意が必要だ。

 かつて米ディズニーランドで働いていた元キャストがアメリカ版2ちゃんねる「Reddit (レディット)」で明かした話によると、いわゆる“ウザイ客”の情報をキャスト同士でシェアする場合は、こう表現するそう。

 「大切なお客様(Treasured Guests)」

 実際の意味とは真逆の意味だが、これなら誰かに会話を聞かれたとしてもなんの問題もない。

 ちなみに、どうしても怒りが抑えられず、“何か言いたい!”という衝動を抑えられない時は、「魔法のような1日を過ごしてね!(Have a Magical Disney Day!)」という「魔法の言葉」を伝えるのだとか。言葉そのものはポジティブな意味だが、キャストのなかでこの言葉はイラっとした相手に使う、いわゆる「Fワード(禁止用語)」的な意味で使われる定番の文句だという。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.