パウダーファンデでムラや厚塗り感を防ぐコツ
リキッドタイプと並び定番ファンデのパウダーファンデーションは、その使いやすさも人気の理由だけれど、難しいポイントといえば、塗り方によってはムラや厚塗り感などが出てしまうこと。
でもメイクのプロによると、ムラや厚塗り感といったパウダーファンデの失敗は、ちょっとしたコツで防げるうえ、仕上がりもぐんとキレイになるのだという。
どんな風に塗るとキレイに仕上がるのか、プロがオススメするパウダーファンデのコツを4つご紹介。
下地が乾くまで十分に待つ
パウダーファンデを塗る前には、プライマーやBBクリームなどのメイク下地を塗ることが多いけれど、その下地が完全に乾くまで待ってからファンデを塗ることが、キレイに仕上げるために必要だという。
セレブを手掛けるメイクアップアーティストのベンジャミン・パッキーは、「粉末状のアイテムは、液体やクリーム状のアイテムが十分に乾ききる前に重ねると、まだら模様のようにムラになってしまう」と説明。肌とメイク下地がしっかりと密着していない状態でパウダーファンデを塗ると、下地とパウダーが混ざり合って汚く見えてしまうのだという。キレイに仕上げたいのなら、急がず下地が乾くまで十分に待ってから、パウダーファンデを塗るよう心がけて。
もっともカバーしたい部分から塗る
パウダーファンデを塗るとき、顔のどの部分から塗っていくかによっても仕上がりの美しさが違ってくるよう。メイクアップアーティストのニック・ルジャンが勧めたのは、まず最初にもっともカバーしたい部分に塗ること。
ニックのオススメは、ニキビやクマ、赤みなど、しっかりカバーしたい部分に塗ってから、すでに塗ったパウダーを上下に伸ばしながら肌全体を整え、最後に首まで伸ばしていくメイク法。そうすることで、必要な部分はしっかりカバーしつつ、全体的に厚塗り感が出るのを防ぐことができるそう。
事前に肌の乾燥対策を徹底
パウダーファンデを塗るための下準備も、キレイに仕上げるためのポイントのひとつ。ニックは、メイクを始める前に、化粧水や美容液、クリームなどで肌をしっかりと保湿するようアドバイス。
パウダーファンデは、肌が乾燥しているとムラになったり、ノリが悪くなったりすることが多いため、事前にしっかり保湿することが必須のステップなのだという。ちなみに化粧水などを塗るときは、指先に数滴つけて、肌に軽くたたくように塗りこむのがしっかり浸透させるコツだそう。
【番外編】色選びは肌質に合わせて
パウダーファンデは、使うときだけでなく色選びにもコツが必要。なんとオイリー肌と乾燥肌といった肌質によって、色選びの方法を変えたほうがいいのだという。
皮脂の分泌量が多いオイリー肌が選ぶべきなのは、自分の肌のトーンよりもほんの少し明るいもの。メイクアップフォーエバーのディレクターを務めるリジャ・スチュワートは、「粉末は、皮脂に触れると色が濃くなる性質があるから、時間が経つと肌がくすんで見えてしまう」と説明。くすんで見えるのを予防するには、あえて少し明るい色を選ぶことがベストだそう。
一方皮脂の量が少なくカサつきやすい乾燥肌が選ぶべきなのは、自分の肌のトーンと一致しているもの。油分の少ない乾燥肌は、時間が経っても色が濃くなってしまうことはほとんどないため、肌色と同じパウダーファンデを選べばOKなのだという。
パウダーファンデをキレイに仕上げるちょっとしたコツ。どれも簡単にできて仕上がりに差がつくから、ぜひ試してみて。(フロントロウ編集部)