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『ゴシップガール』の最終シーズンまで謎の存在とされていた“ゴシップガール”の正体が、じつは、シーズン1の第1話でしれっと明かされていた? 「そういえば、そうだった!」と思わず唸ってしまう、“意味深なシーン”って? (フロントロウ編集部)

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※この記事にはドラマ『ゴシップガール』のネタバレが含まれます。

『ゴシップガール』、第1話にとんでもない「ネタバレ」が隠されていた?

 『ゴシップガール』は、2007年9月から2012年12月まで米CWで全6シーズン・計121話が放送された大ヒットドラマ。

 現在はNetflixやAmazonプライム・ビデオといった配信サービスでも全話が視聴できるようになり、既存のファンにくわえて、新たな世代や視聴者層も魅了している。

画像1: 『ゴシップガール』、第1話にとんでもない「ネタバレ」が隠されていた?

 同作の重要な見どころの1つといえば、登場人物たちを翻弄するゴシップサイトの運営者である謎の人物“ゴシップガール”が一体誰なのかという点。

 ゴシップガールの“中の人”は、シーズン5まではずっと明かされず、最終章であるシーズン6に入り、ついに、その正体を突き止めようとする展開が描かれた。

 放送開始から約5年の時を経て、ようやく判明したゴシップガールの正体は、サイト内で「孤独な負け犬」とけなされていたペン・バッジリー演じるダン・ハンフリー。

画像2: 『ゴシップガール』、第1話にとんでもない「ネタバレ」が隠されていた?

 この種明かしには、一部でブーイングも起こったけれど、最近になり、『ゴシップガール』をシーズン1から見返していたあるTikTokユーザーが、じつは、ダンがゴシップガールであるという結末は、「第1話の終盤ですでにバラされていたのではないか? 」という説を唱えた。


匂わせ? それとも? 第1話のラストシーンに注目

 TikTokユーザーのyussijuice2.0が「彼らはエピソード1で私たちに知らせてたんだよ!」というコメントを添えて公開したのは、『ゴシップガール』第1話の視聴画面を撮影したこちらの動画。

 俳優のクリスティン・ベルが声を担当するゴシップガールが、エピソードの最後におなじみの決め台詞「And who am i ? That’s one secret I’ll never tell. xoxo gossip girl」を言うシーンで映し出されているのは、ノートパソコンでゴシップガールのサイトを見ているダン!

 この描写が、ダンがサイトに何か書き込んでいるようにも見えることから、このシーンは制作陣が潜ませたヒントだったのではないかと、yussijuice2.0による説を支持する人もいる。


ゴシップガールの正体は別のキャラクターの予定だった

 しかし、シーズン1の初回の時点では、ゴシップガールの正体がダンだとは決まっていなかったはず。

 『ゴシップガール』の制作総指揮を務めたプロデューサーのジョシュ・シュワルツは、2017年の米Vanity Fairとのインタビューで、じつは、シーズン2までは、ブレイク・ライヴリーが演じた主人公セリーナ・ヴァンダーウッドセンの弟のエリック・ヴァンダーウッドセンが“ゴシップガール”の正体となる予定だったと暴露。ところが、この展開はメディアの予想により早々に読まれてしまったために、ストーリー構成の一新を余儀なくされたと明かしている。

 エリックに次ぐゴシップガールの正体の候補には、チェイス・クロフォードが演じたネイト・アーチボルトが挙がったものの、それも頓挫。悩みに悩んだ末、最終的にダンが“ゴシップガール”の正体に選ばれたという経緯がある

画像: 左:コナー・パオロが演じたエリック・ヴァンダーウッドセン、右:チェイス・クロフォードが演じたネイト・アーチボルト

左:コナー・パオロが演じたエリック・ヴァンダーウッドセン、右:チェイス・クロフォードが演じたネイト・アーチボルト

 そのため、yussijuice2.0が発見した第1話のラストシーンでの描写は、ネタバレというよりも、偶然にも作品の行く末を“暗示”していたというほうがしっくりくるかもしれない。

 どちらにせよ、問題のシーンを見直して思わずハッとした人は多いはず。

 『ゴシップガール』は、ご存じの通り、現在、オリジナル版のフィナーレから8年後を舞台にした新シリーズが制作中。SNSが普及した現代に生きるアッパー・イースト・サイドの高校生たちが主役となる新作には、ゴシップガールは誰かというミステリーは最初から存在しないと、制作総指揮を続投するジョシュが明言している。(フロントロウ編集部)

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