自分に合うファンデを見極める方法
メイクの基礎でありながら、コスメのなかでもとくに選ぶのに苦労するのがファンデーション。豊富なカラーや処方のなかからどれが自分に合うのか見極めるのが難しく、購入してから失敗したかもと感じることも少なくない。
そんなファンデ選びの失敗を防ぐため、知っておきたいのがプロのファンデ選びのコツ。メイクのプロは、日々たくさんのクライアントの肌にメイクを施しているため、ファンデ選びの知識も豊富。
どうすれば自分に合うベストなファンデに出会えるのか、プロが教えるコツをチェック。
カラーはどう選ぶのが正解?
ファンデを選ぶときにとくに迷うのが、自分に合うカラー。この色選びのコツは、店舗で購入する際とネット通販で購入する際で異なるそう。
店舗で購入するときのコツが、首元にファンデのボトルを当てて選ぶこと。ビヨンセなど多くのセレブを手掛けるメイクアップアーティストのサー・ジョンによると、首元とマッチしたカラーを探すことで、もっとも理想に近いカラーを見つけられるのだという。
そしてネット通販で購入するときには、イエローベースやブルーベースといった肌のアンダートーンに合わせることが大切。セレブ御用達メイクアップアーティストのジリアン・デンプシーは、肌がイエベならやや黄みがかっているファンデを、ブルベならオークルやピンクみのあるファンデを選ぶようオススメ。
イエベに合うカラーにはゴールデンやチェスナット、サンド、ハニーなどの名称がついていることが多く、ブルベに合うカラーにはローズやポーセレイ、バニラ、ピンクオークルなどの名称がついていることが多いとアドバイスした。
自分に合う処方は?
ファンデにはたくさんの処方があるけれど、どの処方のものを選ぶべきかは、気になる肌悩みによって異なる。肌のカサつき、テカリ、ニキビの3つの悩みに合う処方を紹介。
カサつきが気になる肌にぴったりなのが、オイルや美容液をたっぷりと配合した高保湿処方のファンデ。配合されている成分も重要で、メイクアップアーティストのテリ・ブライアントによると、ヒアルロン酸やナイアシンアミド、セラミドが配合されたファンデを選ぶと、カサつきが気になりにくいという。
肌がテカるのが悩みなら、選ぶべきはオイルフリー処方のファンデ。メイクアップアーティストのクリスティン・チョウは、「オイルフリーのファンデは、過剰なテカりを長時間ブロックしてくれるから、抜群にテカりにくくなるはず」と説明。オイル入りのファンデは、肌をしっとりとさせて乾燥を防ぐ効果があるものの、テカリやすい肌には向かないのだとか。
ニキビがある肌には、ニキビが生じにくいとテストで確認されているノンコメドジェニック処方のファンデが好相性。ロンドンの美容皮膚科医であるサム・バンティング医師によると、ニキビはファンデが毛穴に詰まることで悪化しやすいのだけれど、ノンコメドジェニックのファンデは、比較的毛穴に詰まりにくいのだという。
ちなみに、長時間崩れないロングウェア処方はとくに毛穴を詰まらせやすいため、ニキビがあるときにはなるべく使わないようアドバイスした。
新しいファンデを選ぶとき、どれが自分に合っているのか迷ったら、ぜひプロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)