コストコで1番人気の商品は?
1983年にアメリカで始まり、じつは1999年には日本進出を果たした会員制ウェアハウスクラブのコストコ。しかし今では、日本でも25店舗以上、世界では780以上の店舗を展開するほどの巨大チェーンとなっている。
最近では、人気YouTuberの動画などにも多く登場するようになり、1kgサーモンやロティサリーチキンなど、見ただけでよだれが垂れてきちゃう人気商品の存在を知る人は多いのでは? しかし、アメリカのコストコで1番売れている商品は、少し意外なものかも。
というものそれは、食品ではなくトイレットペーパーだから!

米CNBCが2012年に報じたところによると、その時点でコストコで売れるトイレットペーパーの量は、1年間でなんと10億個以上! 金額にして400億円以上になるという。
そして2020年3月初めに米Foxも、コストコで最も売れているのはトイレットペーパーだと報告しているので、長年にわたりその座をキープしているよう。そしてパンデミックが始まった時には、“パニック買い”が各地で起こったことも記憶に新しい。もちろん、コストコでもトイレットペーパーを大量に買い込む人々が目撃されたので、2020年の売り上げは新記録だったなんてこともありそうだ。
1番の売れ筋商品がコストコの人気を支える食品ではないことは意外だけれど、消耗品であり、1度に多くを買う人が多いトイレットペーパーが1番売れているのは、納得。
5位までのランキングはこちら
ちなみに、Foxは2位から5位までのランキングも発表している。2位は、やっぱりロティサリーチキン!
アメリカでは4.99ドルで、日本では699円という脅威の激安価格で販売されているチキンは、2015年にアメリカで鶏インフルエンザが発生し、鶏の価格が急騰した時でも、約33億円から44億円の利益を捨ててまで、その値段がキープされた一品。
そして3位はベーコン。これは、日本とアメリカでは人気の度合いが違うかも?
4位には、コストコのフードコートで食べることができるホットドッグがランクイン。アメリカでは1.50ドルで、日本では180円で売られており、しかも何度でもおかわりできるソフトドリンクまでついてくるともなれば、食べない手はない。
ちなみに、コストコのホットドッグには、現CEOが値上げを考えた際に、創業者から脅しのようなお叱りを受けたというエピソードもある。
そして、5位にはガソリンが入った。ガソリンスタンドがあるコストコは日本でも増えてきており、その安さで人気。コストコのガソリンスタンドは会員限定で、クレジットカードのみの支払いとなっている。(フロントロウ編集部)