チャドウィックへの敬意を示したアンソニー・ホプキンス
第93回アカデミー賞授賞式にて、映画『ファーザー』に主演したアンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞。同賞には他に、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』のリズ・アーメッド、『マ・レイニーのブラックボトム』のチャドウィック・ボーズマン、『Mank/マンク』のゲイリー・オールドマン、『ミナリ』のスティーヴン・ユァンがノミネートされていたなか、大方の予想では2020年8月に43歳の若さで亡くなったチャドウィックが本命視されており、アンソニーの受賞は今年のアカデミー賞における最大のサプライズの1つとなった。
受賞したアンソニー本人も、まさか自分が受賞するとは思っておらず、チャドウィックを除いた同賞の候補者のなかで唯一、授賞式を欠席。授賞式後に、滞在中の母国ウェールズからSNSを通じてコメントを発表するという異例の事態となった。
アンソニーはSNSに投稿したスピーチ動画のなかで、アカデミー賞への感謝を述べた上で、「そしてチャドウィック・ボーズマンに敬意を表したいと思います。彼はあまりに早く去ってしまった」と、亡くなったチャドウィックに追悼の意を表した。
チャドウィックの遺族が受賞結果についてコメント
アカデミー賞の受賞結果を受けて、チャドウィックのきょうだいであるデリック・ボーズマンが米TMZの取材に応じており、ファンのなかにはチャドウィックが受賞しなかったことに対して憤りを感じている人たちもいるなかで、自分たちはそのような感情は抱いていないと語った。
また、デリックはアンソニーが主演男優賞を受賞したことにも触れて、もしも今年のアカデミー賞でチャドウィックが同賞を受賞していたとしても、アンソニーはチャドウィックのことを祝福してくれていたはずだと明言。加えて、デリックはチャドウィックがアカデミー賞を「キャンペーンの賜物」だと語っていたとも明かしており、チャドウィックはあまり受賞に重きを置いていなかったと語った。
チャドウィックは、死後にアカデミー賞にノミネートされた歴代8人目の俳優となっていた。(フロントロウ編集部)