ブリトニー・スピアーズのマネージャーを長年務めてきたラリー・ルドルフが辞任を表明。ラリーによれば、ブリトニーには引退する意向があるという。

ブリトニー・スピアーズのマネージャーが辞任を発表

 父親ジェイミーらによる後見人制度の終了を求めてブリトニー・スピアーズが裁判を行なっているなか、およそ25年にわたってブリトニーのマネージャーを務めてきたラリー・ルドルフが辞任を表明した。

画像: 2008年、MTVビデオ・ミュージック・アワードに共に出席したブリトニー・スピアーズ(左)とラリー・ルドルフ(右)。

2008年、MTVビデオ・ミュージック・アワードに共に出席したブリトニー・スピアーズ(左)とラリー・ルドルフ(右)。

 2007年〜2008年の期間を除き、1995年からこれまでブリトニーのマネージャーを務めてきたラリーは今回、ブリトニーの父ジェイミーと、ブリトニーの後見人を務めているジョディ・モンゴメリーに宛てた文書を米Deadlineに発表。

 そのなかで、「ブリトニーと私が最後にコミュニケーションを取ってから2年と半年が経ちました」と、2019年1月にブリトニーが無期限の活動休止を発表して以来、しばらく連絡を取っていなかったことを明かした上で、「当時、ブリトニーは私に、無期限で活動を休止したいと伝えました。私は今日、ブリトニーが正式に引退したいと口にしていることを知りました」と綴り、ブリトニーが引退を検討していることを示唆した。

 続けて、ラリーは後見人制度について、「ご存知の通り、私は後見人制度やその管理に参加したこともなければ、その多くの部分についても関与していません」と自身は関与していないとしつつ、「私はブリトニーのマネージメントやキャリアの手助けをするために、正式にブリトニーの要望で雇用されました」と、あくまでもマネージャーとしての仕事に専念してきたことを強調。

 「ブリトニーのマネージャーとして、私が彼女のチームを離れることが彼女にとって最善であると信じています。私の仕事はこれ以上必要ではありませんので」と綴り、ブリトニーはこれ以上マネージャーとしての自身を望んでいないはずだとした。

画像: ブリトニー・スピアーズのマネージャーが辞任を発表

 エアロスミスやピットブルのマネージャーでもあるラリーは、文書を次のように締め括っている。「私はこれからもずっと、私たちが25年以上の月日で共に達成したことを誇りに思い続けるでしょう。ブリトニーの健康と幸せを祈っていますし、もし再び彼女に必要とされれば、これまでもずっとそうだったように、彼女のそばに駆けつけます」。

 以前より、父ジェイミーが後見人から外れない限りステージに復帰しないという考えを示してきたブリトニーは米現地時間6月23日、リモートという形で初めて公聴会に出廷して、自身が置かれている「性的な人身売買」に近い壮絶な環境について証言したものの、父親を後見人から外して欲しいというブリトニーの訴えは6月30日に裁判所によって却下された。(フロントロウ編集部)

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