医師が教えるよい眠りのための朝の心がけ
美容や健康と切っても切れない関係を持つ睡眠の質。その向上を目指すには、夜寝る前や寝ている間が大切というイメージがあるけれど、じつはもうひとつ重要なのが朝起きてからの習慣。
睡眠の専門家によると朝のルーティンは、思っている以上に睡眠の質に大きな影響を及ぼしているという。よい眠りに近づけるには、どんなことを朝に気をつけるといいのか、心がけるべき3つの習慣を専門家が明かした。
朝はなるべく同じ時間に起きる
睡眠の質を高めるには、毎日同じ時間に寝た方がよいというのは聞いたことがある人も多いと思うけれど、それは起きる時間にも言えることなのだとか。
アメリカ国内でトークショーなどにも出演する有名医師のエイミー・シャー医師は、「日によって起きる時間が1時間以上変動すると、睡眠の質が悪くなる傾向があります」と米Mind body greenで説明。できるだけ同じ時間に起きるよう意識することが、よい睡眠に導く近道だという。
起きたら日光を浴びる
朝起きたらまずするべきなのが、日光を浴びること。日の光を浴びることで体が目を覚ます時間だと認識し、それによって日が沈んだ後には寝るべき時間だと認識するため、体内時計が正常に。体内時計が整うことで、よい睡眠に入りやすくなるそう。
そのためホリスティック精神科医のエレン・ヴォラ医学博士は「目覚めたらすぐにカーテンやブラインドを開けて、朝の日光を浴びることを意識してみてください」とアドバイスした。
朝食を必ず食べる
一見睡眠の質とは関係がなさそうな朝食も、じつは睡眠の質を高めるために大事なもの。ボード認定の睡眠スペシャリストであるマイケル・J・ブレウス医師によると、朝食は必ず食べるべきだという。
なぜなら朝食を食べることで、体内時計がリセットされやすくなるから。睡眠の質の低下には体内時計の乱れも大きく関係しているため、これを整える役割を果たす朝食を摂ることで、よい睡眠を目指せるそう。
睡眠の質を高めたいときには、夜だけでなく朝の行動にも気をつけてみては。(フロントロウ編集部)