医師が教える、パーツの悩みに合ったボディケア
露出が増える今のシーズンは、ボディのさまざまな肌トラブルが目立つのが悩みのひとつ。かかとのガサガサや、ヒザやヒジの黒ずみなどパーツごとの特有のトラブルが気になりやすい。
そんなときには、そのパーツに適したベストなボディケア方法を選ぶのが近道。でもどんなケアをしたらいいのかよく分からないという人に向けて、医師が教える悩み別の解消法をご紹介。
かかとのガサガサ
サンダルを履いたときなどに気になる、ガサガサと硬くなったかかとのケアに適しているアイテムが尿素入りの保湿製品。
ロンドンを拠点とする足病医のアンドリュー・グラッドストーン医師は、「尿素を取り入れると、皮膚に急速に水分を与えられるため、硬くなったかかとでも柔らかくなりやすいんです」と解説。1日に最低1回は尿素が入ったクリームやバーム、ローションでケアするよう勧めた。
ちなみに角質ケアを取り入れるのもよい選択であるものの、製品選びには注意が必要。グラッドストーン医師は、低刺激のスクラブやかかと用のやすりを使ってやさしく角質をオフすることをオススメ。ただしこのときに必要な角質までオフしてしまうと逆効果なので、やりすぎないよう忠告した。また外出時には、かかとにも日焼け止めを塗るのもオススメだそう。
ヒジやヒザのザラつき、黒ずみ
脚や腕を露出するときには、ヒジやヒザのザラつき、黒ずみが気になることも。このヒジやヒザの悩みを解消する方法として、数々のセレブから信頼される有名皮膚科医のデニス・グロス医師が勧めるのは、AHAなどが入った製品を使って角質ケアをすること。
グロス医師は、「ヒジやヒザのザラつきが気になるなら、AHAなどピーリング効果のある製品でしっかりと角質をオフするといいですよ」とアドバイス。ボディケア用の製品はもちろん、顔用の製品でもOKだそう。ちなみに、AHAにはグリコール酸や乳酸、リンゴ酸、コハク酸など複数の種類があり、そのうち2つ以上の酸が入っているものを選ぶと、より高い効果が期待できるという。
お尻のブツブツ、肌荒れ
解消法がとくに分からないのが、普段見落としがちなお尻のケア。水着などの着用に向けて、お尻のブツブツや肌荒れをケアしておきたいなら、日本でも徐々に増えているお尻専用のケア製品を選ぶといいのだとか。
ニュージャージー州の皮膚科医であるアーナンド・ジェリア医師はお尻のケア法として、「なめらかな肌に導いてくれる低刺激のお尻用スクラブや、炎症を抑えてトーンアップしてくれるお尻用パックを取り入れるのがオススメ」とコメント。お尻用のボディスクラブやパック、オイルなどの製品は、ニキビやごわつき、黒ずみなどお尻によくあるさまざまな悩みにアプローチできるので、1つ持っておくとよさそう。
ちなみにお尻の肌悩みは、下着やボトムスとお尻の間での摩擦や、お尻に汗をかいたまま過ごしていることなどで起こりやすくなるため、予防したいなら普段から気をつけておく必要があるという。
今回紹介したパーツごとのボディケアは、もちろん夏以外でも役立つので、ぜひ覚えておいて。(フロントロウ編集部)