DCUはこれまでクソだった
2022年10月に、新設されたDCスタジオのトップに抜擢されたジェームズ・ガンが先日、米THRやDeadlineなどを招待した限定プレスカンファレンスを開催し、今後のDCUについて発表した。
これまでのDCUについて、「そうですね、(DCUの)歴史はクソです。DCの旅は本当にやらかしまくりだった」と辛辣に批判したガン氏は、その問題点についてこう分析した。
「おそらく皆さん全員が知っていると思いますが、DCの歴史は非常に混乱したものです。アローバースがあり、DCEUがある。そしてDCEUはある時にジョス・ウェドンの『ジャスティス・リーグ』が原因で割れ、ある時には“スナイダー・バース”になった。『スーパーマン&ロイス』があったし、“リーヴス・バース”もある。すごく多くの異なることがあります。私たちにしても、ユニバースにやってきて『スーサイド・スクワッド』をやり、それが『ピースメイカー』になり、突然、実現しなかったバットマイトもリアルになった。誰もコアの部分を気にしていなかった。良い顔をしたクリエイターに良くして、プラットフォームを与えていた」
DCUはMCUの二番煎じではない
ワーナーブラザースディスカバリーのCEOであるデイビット・ザスラフ氏は、MCUを成功に導いたマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長に代わる人材を探すと話し、ガン氏とピーター・サフラン氏をDCスタジオのトップに起用した。しかしガン氏は、「多くの人が、これはマーベル2.0だと思っている。しかしそうではない」と明言。
サフラン氏は、「ザスラフはDC のすべてを一元管理する独立したスタジオを構想していた。それが私たち2人を惹きつけたことです。すべてのキャラクター、すべての物語、すべてのプラットフォームで話したい物語を伝えるというアクセスを持っているということが」と説明した。