ドレイクとキッド・カディの長年にわたる確執は、カニエ・ウェストの誕生日パーティーがきっかけだとするラッパーのコンシークエンスの発言が話題に。2組がずっと抱えていた確執を、カニエとの数奇な関係にも触れながら解説。(フロントロウ編集部)

ドレイクとは仲直り、でもカニエ・ウェストと再び確執に

 キッド・カディがドレイクに「面と向かって言ってみろよ」と挑発するなど、一時は一触即発の雰囲気だった2人だが、現在では関係性は解消していると見られている。ドレイクが2021年にリリースした『Certified Lover Boy(サーティファイド・ラヴァー・ボーイ)』に収録された「IMY2」にキッド・カディが参加して、両者のコラボレーションが初めて実現した。

 ちなみに、この頃はドレイクがカニエと確執を抱えていた時期でもある。カニエとドレイクは2018年、当時ドレイクが極秘でアルバム『スコーピオン』の制作を進めるなかカニエがドレイクに提供するはずだった曲「Lift Yourself(リフト・ユアセルフ)」を自分の楽曲としてリリースしたことが原因で、絶縁状態になっていた。

 2人の確執は2021年まで続くこととなり、12月にカニエが主催したイベントで共演して、正式に仲直りしたことが明らかになった。

画像: ドレイクとカニエ・ウェストは、カニエが2021年12月9日に主催した、終身刑で服役中のギャングであるラリー・フーバーの釈放を求めるパーティーで共演した。 ©️J Prince/Instagram

ドレイクとカニエ・ウェストは、カニエが2021年12月9日に主催した、終身刑で服役中のギャングであるラリー・フーバーの釈放を求めるパーティーで共演した。

©️J Prince/Instagram

 一方で、キッド・カディとカニエの関係性は2022年に再び悪化。2016年にツアーで共演して、2018年にはカニエとの共同アルバム『Kids See Ghosts(キッズ・シー・ゴースツ)』もリリースしたキッド・カディだが、2022年にカニエがアルバム『Donda 2(ドンダ2)』をリリースした際には、同作に参加する予定だったのがキャンセルに。理由は、キッド・カディがカニエの元妻であるキム・カーダシアンが当時交際していたピート・デヴィッドソンと友人だったからで、カニエは「カディは『ドンダ』に参加しない。なぜなら、みんなも知ってるアイツと友人だからだ」とインスタグラムに綴った。

 キッド・カディとカニエはもう友人ではないといい、キッド・カディは2022年8月に米Esquireとのインタビューで「俺とあの男がまた友人になるのは、ものすごい奇跡が必要だ」とまでコメントしている。

 同月にはツイッターでドレイクについてもコメント。「ドレイクには愛を持っているよ」「ドレイクとはすべてが順調だ」とキッド・カディはツイートして、ドレイクとはもう確執がないことを強調した。(フロントロウ編集部)

 

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