イギリスの大学生が、最終学年のレポート課題をAIのChatGPTに書かせて提出。その結果は…?(フロントロウ編集部)

ChatGPTが書いた論文の質はどれほどなのか?

 2022年11月にリリースされ、その性能の高さから瞬く間に認知度・利用者数が増加しているAIチャットボットのChatGPT。すでにYouTubeなどで、その性能の高さを示す動画が多く公開されているが、良いのか悪いのか、ある事例も加わった。

 イギリスに住むピーターは、現在大学の最終学年で、社会政策を専攻している。課題として2,000文字のレポートがあったそうなのだが、彼はそれをChatGPTに書かせてみることに! AIが大学レベルのレポートを書けるのかが知りたかったそうで、最終提出するものではなく、試しのレポートを講師に採点してもらったという。

 彼はまず初めに、参考文献からの引用がある2,000文字のレポートを書いてほしいとChatGPTに依頼したと、英Mirrorに明かす。しかしそのやり方では、365文字しか得られなかったそう。そこで彼が行なった対策は賢い。レポートのテーマに関する10個の質問を個別に聞いたところ、ChatGPTの回答は合計3,500文字にのぼった。

画像1: ChatGPTが書いた論文の質はどれほどなのか?

 彼はそこから良い文章を取り出し、コピー&ペーストでレポートを制作。ChatGPTの文章を変えたり、書き直したりすることは一切しなかったといい、レポート制作にかかった時間は…、なんと20分! このレポートは、12週間分の学びを見せるための課題だったそうだが、現代は恐ろしい。

This article is a sponsored article by
''.