日本でハリー・スタイルズとの“路チュー”が目撃されたエミリー・ラタコウスキーってどんな人?モデルや俳優としての経歴や、フェミニストとしてのカッコ良すぎる言動、そして恋愛遍歴まで、“エミラタ”の愛称でも親しまれる彼女のこれまでをまとめ。 (フロントロウ編集部)

モデルに俳優、ブランド設立まで、多彩な才能の持ち主であるエミリー・ラタコウスキー

エミリー・ラタコウスキーのプロフィール(生年月日・出身地・身長 etc.)

画像: エミリー・ラタコウスキーのプロフィール(生年月日・出身地・身長 etc.)

生年月日:1991年6月7日
出身地:イギリス、ロンドン
身長:170㎝
家族構成:共にアメリカ人である、教師の母親とアーティストの父親のもとに1人っ子として生まれる。

一躍その名前を広めたのは物議を醸した大ヒット曲「Blurred Lines」MVへの出演

 14歳のときにモデル事務所と契約したエミリー・ラタコウスキーが広く世に知られるきっかけとなったのは、2013年にロビン・シックとファレル・ウィリアムス、T.I.による大ヒット曲「Blurred Lines(日本表記:ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪)」のミュージックビデオに出演したこと。エミリーはこのMVに、上半身裸で踊る女性の1人として出演して、一躍注目を集めた。

画像: 2013年に米GQの「GQ Men Of The Year」に出席したエミリー・ラタコウスキー。

2013年に米GQの「GQ Men Of The Year」に出席したエミリー・ラタコウスキー。

 一方で、この楽曲やミュージックビデオは“女性蔑視”だとして批判が寄せられることとなり、イギリスでは当時、20以上におよぶ学生連合が同曲をボイコットを表明する事態に。エミリーは後に、自身の著書『My Body(原題)』で撮影時にロビンから胸を触られる嫌がらせを受けたと明かして、「ロビン・シックのあの行動が、私たち女性は権限やコントロールする力を持っていないということを撮影現場の全員に思い出させた。彼のミュージックビデオで踊りまくる裸の女の子としての私には何の力もなかった。私は雇われたマネキンにすぎなかった」と振り返った。

 ちなみに同曲については、フィーチャリングで参加したファレル・ウィリアムスも後に、女性蔑視だとする批判を受けて反省したと明かしている。

ランウェイ・デビューは2015年!数多くのブランドでモデルを務める

 2009年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学し、芸術を学び始めるも、モデル業に専念するために1年で中退したエミリー。2013年に「Blurred Lines」のMVでブレイクして以降は、米Esquireから「Woman of the Year」に選出されたのを筆頭に、数々の有名ファッション誌で表紙を飾るように。

 ランウェイ・デビューは、2015年9月にニューヨーク・ファッションウィークでマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のスプリング・コレクションのランウェイを歩いたとき。エミリーは以降、ヴェルサーチェ(Versace)やミュウミュウ(MIU MIU)、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)など数多くの有名ブランドでモデルを務めてきている。

画像: 2015年にマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のスプリング・コレクションでランウェイ・デビューを飾ったエミリー。

2015年にマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のスプリング・コレクションでランウェイ・デビューを飾ったエミリー。

画像: 2019年のミラノ・ファッションウィークにて、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)の春夏コレクションのランウェイを歩いたエミリー。

2019年のミラノ・ファッションウィークにて、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)の春夏コレクションのランウェイを歩いたエミリー。

画像: 2022年のミラノ・ファッションウィークにて、ヴェルサーチェ(Versace)の春夏コレクションのランウェイを歩いたエミリー。

2022年のミラノ・ファッションウィークにて、ヴェルサーチェ(Versace)の春夏コレクションのランウェイを歩いたエミリー。

映画『ゴーン・ガール』で俳優としても注目の的に

 2014年には、デヴィッド・フィンチャー監督による映画『ゴーン・ガール』に出演。ベン・アフレック演じる主人公の浮気相手役を演じて注目を集めた。

画像: 映画『ゴーン・ガール』で俳優としても注目の的に

 エミリーはその後、俳優として『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』や『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』 などに出演。近年は映画への出演は減少しているが、2022年に英Harper's Bazaarとのインタビューで、今後さらに映画での仕事を増やしていくことを目指していると語っている。

自身のファッションブランド「イナモラータ(Inamorata)」を設立

 エミリーは2017年に自身のファッションブランド「イナモラータ(Inamorata)」を設立。当初はスイムウェア・ブランドとしてスタートした同ブランドだが、今では、スウィムウェアを筆頭にランジェリー、アクセサリー、シューズ、シャツなどにまでラインナップが拡大。米Forbesが選ぶ2020年版「30under30(=30歳以下で最も影響力のある人物)」のアート&スタイル部門に、ファッションデザイナーとして選出されるなど、この分野でも大きな成功を収めている。

画像: ©️Inamorata/Instagram
©️Inamorata/Instagram

 ビジネスパーソンとしての手腕もピカイチなエミリー。彼女は自身のブランディングにも抜かりがなく、2020年に米Forbesとのインタビューで自身の仕事観に言及した際には、「私は自分のことを“ブランド”として見てくれるブランドとしか仕事がありません」とコメントした。

 「多くのブランドはいまだにそういうことを理解していないのです。これからイナモラータが大きくなっていくにつれて、多くの人が『おお、本物のビジネスらしくなってきたね』って言ってくると思うのですが、私のなかでは、ずっとビジネスを運営してきたのですから」

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