独自のスタイルから自身のアイデンティティを表現し、ボディポジティブなメッセージを発信するハンター・シェイファーの魅力的なレッドカーペットファッションとボディイメージ哲学を探求。

レカペルックは「戦略」が伴うこと、ハンター・シェイファーのレカペ論

画像: ペトラ・フラネリーがスタイリングした、ハンター・シェイファーの2020年のインディペンデント・スピリット賞でのルック。

ペトラ・フラネリーがスタイリングした、ハンター・シェイファーの2020年のインディペンデント・スピリット賞でのルック。

 『ユーフォリア/EUPHORIA』出演で注目を浴び始めた頃に、エマ・ストーンやリース・ウィザースプーンらをクライアントに持つスタイリストのペトラ・フラネリーから声をかけられ、スタイリングを担当してもらったハンター。ペトラは、イベントの種類や場所に基づいてアイデアをマッピングしてテーマや方向性を決め、エレガントでタイムレスなルックを作り出すことで知られている。そんなペトラのもと、レッドカーペットは「戦略的」である必要があることを学んだハンター。2019年にWhoWhatWearとの取材では、こう答えた。

 「私自身は、非常に明確なスタイルを持っていて、何が好きで、何が嫌いなのかもわかっています。でも、ハリウッドのイベントやレッドカーペットに適した服を選ぶことや、どんなものがカメラに映えるのかを学ぶのは、とても大変な作業でした。より戦略的であることは間違いありません。チャレンジではありますが、楽しくもありますね」

 そんなハンターのスタイルが新しいチャプターに入ったのが、スタイリストのロー・ローチと出会ってから。ローは、ハンターがプライベートでも仲が良い、『ユーフォリア/EUPHORIA』の共演者ゼンデイヤの長年のスタイリストでもあるため、ゼンデイヤから紹介されたよう。

画像: ゼンデイヤのかの有名な「シンデレラ・ルック」を作り出したのもロー・ローチ。

ゼンデイヤのかの有名な「シンデレラ・ルック」を作り出したのもロー・ローチ。

画像: 2019年にファッションイベントで談笑する、ゼンデイヤ、ロー・ローチ、ハンター・シェイファー。

2019年にファッションイベントで談笑する、ゼンデイヤ、ロー・ローチ、ハンター・シェイファー。

 ローは、2023年のオスカーアフターパーティーでの羽根ルックや、2021年メットガラでのエイリアンルックを生み出しており、ローとコラボレーションをはじめてから、ハンターのファッションはより挑戦的で実験的なものへと進化している。

(フロントロウ編集部)

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