2023年のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務めていたフランク・オーシャン。1週目のステージが物議を醸していたフランクが、2週目の出演を辞退すると発表。2週目の公演を辞退するまでを時系列で説明。(フロントロウ編集部)

会場に響き渡った強制終了のアナウンス

 フランク・オーシャンは4月17日の午後10時からパフォーマンスする予定だったが、登場したのは約1時間後。しかし足元はスリッパ。そしてステージが始まっても歌わず、巨大なスクリーンに隠れてほとんど姿が見えなかったり、口パクのような演出でパフォーマンスしたりと、ある意味やりたい放題だった。

画像: 2012年にコーチェラ・フェスティバルに出演した際の写真。

2012年にコーチェラ・フェスティバルに出演した際の写真。

 コーチェラ・フェスティバルは、2013年にコーチェラの主催者であるゴールデンボイスと、会場があるカリフォルニア州インディオ市との間で“門限”が制定されており、5分すぎると1日あたり20,000ドル(約260万円)の罰金が課され、それ以降は1分ごとに1,000ドル(約13万円)が課されるとPitchforkが報じている。

 今回、フランクは1時間遅刻したため、当然ながら“門限”は破られることに。フランクは門限が過ぎた0時頃にアイズレー・ブラザーズの「At Your Best (You Are Love)」をカバーした後、突如袖へ。その後、再びステージに戻って来ると思われたが、「門限に達したので、ショーは終了しました」と告げられた。ちなみにこの時点で門限を25分ほど過ぎていたとNMEが報じた。

This article is a sponsored article by
''.