2023年のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務めていたフランク・オーシャン。1週目のステージが物議を醸していたフランクが、2週目の出演を辞退すると発表。2週目の公演を辞退するまでを時系列で説明。(フロントロウ編集部)

フランクがステージに立ったのは亡き弟との思い出

 関係者が「彼はそこにいたくないのに、いなければならない義務があるように思えた」と発言していたが、それでもステージに立ったのは、亡き弟との思い出があったから。

画像: @rryanbreaux/Twitte

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 フランクは2020年に18歳の弟であるライアン・ブローを交通事故で亡くしている。ライアンが乗っていたクルマは、中央分離帯の木に衝突したことで炎上し、乗車していたライアンとライアンの友人が死去

 コーチェラ・フェスティバルにはライアンとの思い出がたくさんあるようで、フランクはステージで「この数年、私の人生は大きく変わりました。弟と私は、このフェスティバルによく来ていたんだけど、私はここの埃っぽさが嫌いなので、半分くらいはここに無理やり連れてこられていた気がします。いつも参加した後は呼吸器系の感染症にかかっていたので、来るのを避けていたのですが、結局はいつもここに来ていました。一番の思い出は、弟とトラヴィス(・ベネット)と一緒にRae Sremmurd のステージを見たことです。あのテントで彼らの音楽に合わせて踊っていたんです。彼が僕たちみんなとここにいたら、きっととても興奮していただろう。今までずっと応援してくれて、耳を傾けてくれて、愛をありがとうと言いたいです」と語っていた。

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