2023年のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務めていたフランク・オーシャン。1週目のステージが物議を醸していたフランクが、2週目の出演を辞退すると発表。2週目の公演を辞退するまでを時系列で説明。(フロントロウ編集部)

当日に急遽セットを変更して大幅遅刻

 この日フランク・オーシャンのステージが1時間も遅れたのは、急なセットチェンジのため。元々はステージにアイスリンクを作って、アイススケートの選手を登場させる予定で、何週間も練習していたよう。

 しかし、フランクは当日の最後の最後になり、アイスリンクはいらいないと判断。そこで、アイススケート選手たちはスケート靴を履かずに、ステージ上を歩くという演出が取られた。その結果、さまざまなカオスに繋がってしまったようで、関係者は、フェスのニュースなどを伝えるSNSアカウントFestive Owl にこう語った。

画像2: 2017年のParklife Festivalの時の写真。

2017年のParklife Festivalの時の写真。

 「公演開始時に彼の周りを歩いていたのは、じつはアイススケート選手で、何週間も練習しており、本当は作品の一部としてスケートをすることになっていたんです。コーチェラは何ヶ月も前から計画され、承認されていたステージを解体し、アイスリンク全体を溶かし、今日フランクが何の前触れもなく決めたようにセットし直さなければなりませんでした。その結果、1時間の遅れが生じてしまい、ご覧のような結果になってしまったのです。このようなことが起こったのは、すでに日曜日の開場が始まり、人々が彼を見るために場所を確保しているときでした。もし直前の変更がなければ、彼は出演しなかったでしょうし、フェスティバルを締めくくるヘッドライナーもいないままでした。また、フランクは、最後の最後でライブストリームを無しとしたので、コーチェラ側は後味の悪い思いをさせられました。結局のところ彼は、これは私が聞いた言葉ですが、『そこにいたくないのに、いなければならない義務があるように見えた』のです。彼も含めて、すべてが土壇場で壊滅してしまったのです」

Twitter: @TheFestiveOwl tweet

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 ただTMZ は、フランクがコーチェラの数日前にリハーサルを行なった際に会場で自転車事故に巻き込まれて足首を負傷し、セット変更はそれが原因だと報じた。

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