「アニメを観て育った世代が映画を作る世代になっています」。4月28日(金)に劇場公開される映画『聖闘士星矢 The Beginning』のトメック・バギンスキー監督は、ハリウッドに浸透するジャパニメーションの影響をそう語る。本作がハリウッド初主演となる新田真剣佑氏と共に、フロントロウ編集部のインタビューに登場。

新田真剣佑氏の起用を決めた、運命のオーディション

 主人公の星矢は日本を代表するアイコニックなキャラクターなだけに、日本人がキャスティングされることは当然だったそうだが、そんなバギンスキー監督が選んだのが、今作がハリウッド主演デビュー作となる新田真剣佑。決め手は、バギンスキー監督と新田氏のあいだで交わされたオーディション。「真剣佑のことはいくつかの作品で知っていましたが、どれも暗くシリアスな役ばかりだった。一方、オーディションで会った彼はニコニコしていて、リラックスしていて、楽しい人で、このエネルギーこそ私が欲しているものだと思ったのです。彼が私に与えた印象と同じものを観客が持ってくれたら、観客はきっとこのキャラクターを愛してくれるだろうと思いました」と監督は振り返る。

 一方、新田氏は、「あのオーディションは強く記憶に残っています。自分にとっては非常に重大なオーディションだった。最後のオーディションでしたからね」と、当時の緊張がよみがえるように語った。

画像1: 新田真剣佑氏の起用を決めた、運命のオーディション

 そして舞台裏でも、日本からの才能が参加した。プロデューサーとして東映アニメーションの池澤良幸氏などが名を連ねたほか、日本から多数のクリエイターたちが参加。音楽も池瀬広氏が担当した。

 「カメラのうしろには、アジア系の人がたくさんいました」と語る監督は、「カメラの裏側の多様性は、スクリーンにポジティブな影響を与えると思います。才能のある人はロサンゼルスだけでなく世界中にいて、彼らだって、このような大作映画で働く機会を得られるべきです。私自身、ポーランド出身ですが、国際的な撮影現場で働くことを好みます。なぜなら、多様な文化背景を持つ人々が参加することで、彼らの繊細なセンスや視点が作品にプラスをもたらすからです。同じ人ばかりで作っていると、似通った作品ばかりになってくる。そういう意味でも、カメラの後ろの多様性は作品づくりにおいてプラスになりますし、今後もこのような映画作りをしていきたいと思っています」と、自身の経験から多様な人々が作品作りに参加することの利点を語り、「この点を忘れがちですが、レプリゼンテーションとはカメラの前だけでなく後ろにもあるべきことなのです。責任者レベルだけでなく、それぞれのスタッフの間でね」と付け加えた。

 そして、「大作であること、ハリウッド主演だということで、けっこう色んなことを心配していたんです」と語った新田氏は、バギンスキー監督に見守られながら、星矢というアイコニックなキャラクターになることができたという。

 「監督に相談に行くと、毎回、『大丈夫だ』しか返ってこないんです。最初は不安だらけだったのですが、監督を信じて、自分が画にどう映っているとかも気にせず、思うままに演じてみたうえで、監督にOKかOKでないか確認して、全部監督に任せて、監督の大きな船に乗って、精一杯がんばりました」とフロントロウ編集部に振り返った新田氏。

画像2: 新田真剣佑氏の起用を決めた、運命のオーディション

 トメック・バギンスキー監督と新田真剣佑氏による『聖闘士星矢 The Beginning』は、4月28日より劇場公開される。(フロントロウ編集部)

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