TikTokerや俳優などマルチに活躍する次世代のアイコンであるアディソン・レイが、ミュージシャンとしての1stEPとなる『AR』をリリース。このポップスターの到来は予期していなかったかもしれないが、もしかすると、アディソンこそ心のどこかで求めていたポップスターかもしれない。(フロントロウ編集部)

アディソン・レイ『AR』をサク読みレビュー

 世界一稼ぐTikTokerになり、主演作での俳優デビューも飾ったアディソン・レイが、その肩書きに<ポップスター>を加える日も近いかもしれない。自身のイニシャルを冠した『AR』からは、そのポテンシャルを十分に備えていることが伝わってくる。

 2021年にリリースしたデビュー曲「Obsessed」では高い成功を収めることができなかったが、『AR』では、Y2Kのムードをムンムンに感じる1曲目のバンガー「I got it bad」から掴まれる。

 かつてのセレーナを彷彿とさせるような「it could've been u」まで、懐かしさと新しさがミックスされたような4曲があっという間に過ぎていくが、特筆すべきは、チャーリーXCXをフィーチャーした「2 die 4」でも、元々はガガがボツにした曲だという「Nothing On (But The Radio)」でも、名前負けすることなく、主役に躍り出ているところ。

 このポップスターの卵がここからどう羽ばたいていくかは、デビューアルバムの有無も含めて様子見というところだが、少なくとも、音楽ファンに次のリリースを楽しみにさせることには成功したと言えよう。

<リリース情報>
アディソン・レイ
1stEP『AR』
配信中

トラックリスト
1. I got it bad
2. 2 die 4 feat. Charli XCX
3. Nothing On (But The Radio)
4. it could've been u

画像: アディソン・レイ『AR』をサク読みレビュー

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