ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でウィルを演じたノア・シュナップが、イスラエルとパレスチナの紛争に関連して「セクシー」という言葉を使い、大炎上している。映画でパレスチナ人とイスラエル人ハーフを演じたこともあるノアに批判が集まっている。
ノア・シュナップ「シオニズムはセクシー」と浮かれる動画が拡散
ニューヨーク生まれのユダヤ系俳優であるノア・シュナップが、「ハマスはISIS」や「シオニズムはセクシー」というメッセージが描かれたステッカーを持って友人たちと陽気に盛り上がる様子がSNSにシェアされて物議を醸している。
日本では「シオン運動」や「シオン主義」としても知られる「シオニズム」は、ユダヤ国家を建国しようという運動・思想のこと。ノアは10月7日にハマスがイスラエルを襲撃してからイスラエルへの支持を明確にしており、今回の投稿も、その延長戦上ととらえられている。
しかし、イスラエルの反撃によってパレスチナ側で約4,000人の子どもを含む約1万人が死亡(ガザガザ保健省発表)しているなかで、「セクシー」という言葉を使う行為には批判が強い。
ガールズグループのフィフス・ハーモニーのローレン・ハウレギは、「大虐殺が起きているなかで“セクシー”という言葉を思い浮かべるなんて」とX(旧ツイッター)で不快感をあらわにし、映画『ハイ・フィデリティ』などで知られるジョン・キューザックもローレンの言葉に同意するようにリポストした。
アメリカのXではこの日、ノアの名前に関連した投稿が約20万回に達するなど、今回の騒動は大炎上している。