盆踊りが始まる直前、会場が暗転した。ミニオンズのプレミアに現れた大先輩


公式盆踊りソング「ミニおんど」の特別映像が解禁されたのは、8月5日のことだった。その同じ日、東京・秋葉原では曲が実際に踊られていた。しかも、全員が踊り出そうとしたまさにその瞬間、会場の照明が落ちたのだ。(フロントロウ編集部)
暗転のあとに立っていたのは、グルーの声だった
8月7日公開のイルミネーション最新作『ミニオンズ&モンスターズ』のジャパンプレミア&イエローカーペットイベントが、8月5日にアキバ・スクエア(秋葉原UDX)で開催された。配給の東宝東和によると、ミニオンカラーの黄色いカーペットが敷かれた会場には多くの観客が詰めかけ、ステージ前にはファン一人ひとりへのファンサービスも行なわれたという。日本語吹替版のキャスト陣は、浴衣姿でずらりと並んだ。
イベント終盤、公開記念に作られた「ミニおんど」を全員で踊ることに。ダンスの自信を聞かれた映画監督・マックス役の松平健は「サンバの方が楽だね」と返し、会場を笑わせた。
だが踊り出そうとした瞬間、ステージが暗転する。現れたのは、怪盗グルーの声を長年務めてきた笑福亭鶴瓶だった。シークレットゲストとしての登場に、吹替キャスト陣も驚きを隠せないまま、全員で「ミニおんど」を踊り切ることになった。

踊り終えた鶴瓶の第一声は、隣の大御所への賛辞だった。「ずっと松平さん見ながら踊っていたよ。松平さん完璧やったね」。共演経験のある松平は「存在感があっていいですね」と再会を喜び、デビー役の鈴木愛理は「(驚いて)最初の方ずっと鶴瓶さんを見てしまいました」と、まだ動揺の残る表情を見せた。
本作ではドートというキャラクターがミニオンズの新たなボス候補になる。そこで歴代ボスの大先輩として、ミニオンズをまとめるコツを聞かれた鶴瓶の答えが振るっていた。「グルーを16年やっていて、悪党の代表なんです。でも、自分で実際に動いてないからアドバイスはないです」。ドート役の千葉雄大も「ないです」と乗っかり、会場は再び笑いに包まれた。

山寺宏一が、加工前の音声をわざわざ聴いた理由
笑いの多いステージのなかで、吹替という作業の内側がのぞいた場面もあった。イルミネーション作品への出演が最も多い山寺宏一は、謎多きモンスター・グーミー役をシリーズ屈指の難易度だったと振り返った。
グーミーの声は加工を前提としている。だから山寺は、出来上がりから逆算して演じる必要があった。「加工した後の声を計算しなければならなかったので、オリジナルキャストのピッチを変える前の音声を聞いたりして、いろんな試行錯誤をして臨みました」。そのうえで「逆に普段の僕の声とは違うので、作品に入り込んで観ることができました」とも語っている。海外アニメーションの日本語版が、原語版の“素の音声”まで遡って作られていることがうかがえる話だ。
シリーズとの付き合いの長さでいえば、ハリウッド女優メアリー役のLiSAも負けていない。「今回で『ミニオンズ』シリーズに参加させていただくのが5作目ですが、ついにミニオンズの恋人役を務めさせていただきすごく光栄です」。モンスターコンビ役で吹替に初挑戦したバッテリィズのエースは、相方との力関係が逆転したと明かした。「普段は僕が寺家に怒られるのですが、今回は僕が怒る側の役柄だったので、すごい違和感がありましたね」。
その寺家が心配していたのは、自身の子どものことだった。「うちの子はドートにハマってグッズをいっぱい買ってこないか不安でいっぱいです」。すかさず千葉が「ドートの扮装をして練り歩こうと思います」と返し、親の不安はさらに膨らむことになった。
主役としてスクリーンに戻るのは、4年ぶり
『ミニオンズ&モンスターズ』では、日本で2022年に公開された『ミニオンズ フィーバー』以来4年ぶりに、ミニオンズが主役としてスクリーンに戻る。原題は『Minions & Monsters』で、北米では7月1日に公開されている。
最後に鶴瓶は「なかなか流れが面白いので、ぜひ見ていただきたいです。あっという間に終わります」と太鼓判を押した。日本公開は8月7日から。














