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『ゴジラ-0.0』は『オッペンハイマー』への回答!山崎貴監督が告白

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『ゴジラ-0.0』は『オッペンハイマー』への回答!山崎貴監督が告白
写真:AP/アフロ

 11月3日に日本で公開された山崎貴監督の映画『ゴジラ-0.0』は、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』への応答として制作された作品だった。山崎監督本人が米TIMEのインタビューで明かしている。北米でも現地時間11月6日に公開され、初週末の興行収入は3,000万ドルと予想されている。(フロントロウ編集部)

きっかけはノーラン監督との会話

 きっかけとなったのは2024年。両監督がアカデミー賞を受賞した直後、『オッペンハイマー』の日本公開に合わせてノーラン監督と話す機会があったという。山崎監督は当時の会話をこう振り返る。

 「話の流れで、『いつかあなたの映画に応える作品を作りたい』と伝えたんです。最初は広島を正面から描く映画を考えていました。でも、ゴジラ自体が核戦争のメタファーだと気づいて。2つを組み合わせれば、『オッペンハイマー』への答えにもなるゴジラ映画が作れるかもしれないと思ったんです」

 1954年の第1作から、ゴジラは原爆や核兵器の恐怖を象徴する存在として描かれてきた。ただ、TIMEは本作について、70年以上続くシリーズのなかでも、初代を含め、これほど原爆の被害を正面から描いた作品はないと評している。

原爆が人間にもたらす被害を描く

 ここからは物語の内容に少し触れる。舞台は前作から2年後の1949年。宇宙から飛来したキングギドラが、復興途中の日本を襲う。そのなかで、広島で家族を失った人物の過去が描かれ、核兵器が人体にもたらす被害が、これまでのシリーズ以上に生々しく映し出される。ゴジラの熱線がニューヨークを包み込む、想像上の場面も登場する。

 『オッペンハイマー』は、原爆がもたらした被害を直接映像で描かなかったことに対し、批判の声も上がった作品だ。山崎監督は、核兵器の被害を描くにあたり、ジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター2』を参考にしたと語っている。

 「原爆が実際にどのような結果をもたらすのか、できるだけ多くの人に見てもらうことが大事でした。自分のこととして感じてもらうことがとても大切で、『これは現実なんだ。ものすごく暴力的なことなんだ』と想像してもらいたかったんです」

 戦後の日本に駐留するアメリカ軍の思惑も、前作より踏み込んで描かれている。山崎監督は、年月を経た今だからこそ日米関係を見つめ直すことが大切だと考え、両国の軍事的な緊張関係を詳しく調べたうえで脚本を執筆したという。

前作は北米で日本の実写映画として歴代1位の興行収入を記録

 北米での配給はGKIDSが担当。米Varietyによると、本作は北米3,254館で公開され、初週末の興行収入は3,000万ドルが見込まれている。日本映画として初めてIMAX用カメラで撮影されたこともあり、IMAXをはじめとする大型スクリーンでの興行成績にも期待が高まっている。

 前作『ゴジラ-1.0』は、北米公開初週末に1,140万ドルを記録。その後、興行収入を5,700万ドルまで伸ばし、北米で公開された日本の実写映画として歴代1位の興行収入を達成した。世界興行収入は1億1,300万ドルに達し、アカデミー賞では視覚効果賞にも輝いた。

 予想どおりの興行成績となれば、続編は前作の初週末の2倍以上の数字でスタートを切ることになる。

 山崎監督は、さらなる続編を制作する場合、最大の難題はタイトルだと笑う。「マイナスワンからマイナスゼロまで来て、今はプラスマイナスゼロ。続編があるなら、それが一番の問題かもしれません」

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