狩野英孝がジョー役。『ストリートファイター』実写版の吹替に集められた面々


10月16日に全世界同時公開されるハリウッド実写版『ストリートファイター/ザ・ムービー』の日本語吹替キャストが発表された。キックボクサーのジョー役に狩野英孝、アメリカ人夫婦役になだぎ武と丹生明里が決まっている。(フロントロウ編集部)
キャスティングの基準が、演技歴ではなかった
配給の東和ピクチャーズ・東宝によると、映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』の日本語吹替版に、原作ゲームへの愛と情熱を持つ面々が起用された。名前の並びを見ると、選ばれた理由の軸がどこにあったのかがはっきりわかる。
ジョー役の狩野英孝は、ゲーム好きとして知られるだけでなく、カプコン公式のWeb番組「カプコンTV!!」でメインパーソナリティを務めている人物。つまり原作の版元と日常的に仕事をしている芸人、そのゲームの実写映画で日本語版のキャラクターを担当することになる。
アメリカ人夫婦役に抜擢されたなだぎ武と丹生明里も、大の『ストリートファイター』好きとして知られる。ゲーム由来の作品で吹替キャストを組む時、声の技量ではなく作品との距離で人を選ぶという判断があり得るわけで、今回はそちらに振り切ったことになる。

「その拳で運命を変えろ!波動拳!」
解禁にあわせて、狩野英孝の意気込みを収めたコメント映像も公開された。狩野は自身の役どころを「僕が演じるのは……ジョー! 超ハイテンションなキックボクサーの役です!」と紹介したうえで、「ストリートファイターファンならもちろん、日本全国誰もが楽しめる最高の作品に仕上がっているので、ぜひ劇場でご覧ください!」と語っている。
なだぎ武は「ある夫婦役で丹生明里さんと共演でございます。楽しみに待っていてください!」とコメント。丹生明里は収録を振り返って「とっても楽しいアフレコになりました!」と話し、最後はそれぞれが「その拳で運命を変えろ!波動拳!」と締めくくった。
吹替版のメインキャストには、高橋広樹、岸祐二、折笠富美子、安元洋貴、沢城みゆき、鶴岡聡、チョーといった声優陣が並ぶ。本職が芯を支え、そこにゲーム愛の強い顔ぶれが乗る構成になっている。
6,000万本のシリーズが、映画になるまで
原作は1987年、ゲームセンターの筐体から始まった。「対戦格闘ゲーム」というジャンルそのものを作った一作で、シリーズ累計販売本数は全世界で6,000万本を突破している(2026年6月30日現在)。最新作『ストリートファイター6』だけで全世界720万本、日本国内でも100万本を超えた。
実写化を手がけるのは、『ゴジラ』シリーズや『名探偵ピカチュウ』で日本のIPを扱ってきたレジェンダリー・ピクチャーズと、原作の生みの親であるカプコン。監督はキタオ・サクライで、出演にはジェイソン・モモア、ノア・センティネオ、アンドリュー・小路、カリーナ・リャンらが名を連ねる。
物語の舞台は1993年。かつて兄弟のように育ちながら疎遠になったリュウとケンのもとに、謎の女性格闘家・春麗が現れ、“ワールドウォリアートーナメント”の招待状を差し出す。日本で生まれた拳が、ハリウッドの予算で振り抜かれるところを、10月16日に確かめられる。















