ビヨンセに並ぶ影響力
18歳だった2015年に立ち上げたコスメブランドを、たった18カ月で年商460億円を稼ぎ出す一流企業へと育て上げ、今年2月には20歳という若さで長女を出産するなど、公私ともに順風満帆なカイリー。
D’Marie Analyticsが発表したレポートによると、ツイッター、インスタグラム、スナップチャットなどのSNSを巧みに使い分けて、自身のブランドや他社の広告案件に関する情報を発信しているカイリーの投稿には、1件あたり100万ドル以上、日本円にしてなんと1億1千万円近くの価値があるという。
この数字は、昨年同社が発表した分析結果で明かされたシンガーのビヨンセの広告価値と肩を並べるもの。さらに、それぞれが多大な経済効果を持つカーダシアン家の姉たちと比べても、カイリーの投稿には群を抜いて高い価値があると報告されている。
高い経済効果を誇る理由
先に挙げた3つのSNSでのフォロワー数の現在の合計が1.5億人を突破しているカイリー。それに加え、4月1日から現在までに1日あたり2.5万人ずつのペースで新規フォロワーを獲得している彼女だが、フォロワーの数だけが、彼女の広告塔としての価値を高めているわけではない。
D’Marie AnalyticsのCEO、フランク・スパダーフォラは、カイリーの影響力の強さには、彼女の日頃からのSNSの使い方が大きく関係していると語っており、「カイリーがSNSを通じて日常的に自身のファンたちと交流し、彼らの声に耳を傾けているという点も、『彼女が宣伝する商品なら実際に購入してみよう』と思わせることに繋がっています」と解説。 “雲の上の存在”ではなく、より親近感を持ちやすい存在であり続けることこそが、カイリーが高い経済効果を生み出している原因だと分析している。