Photo: スプラッシュ/アフロ,ゲッティイメージズ,Instagram
 ゼイン・マリクがワン・ダイレクションとして活動していた当時、メンバー内には1人も友だちがおらず、孤立していたと最近のインタビューで告白した。(フロントロウ編集部)

「友だち」は1人もいなかった

 英オーディション番組『Xファクター』がきっかけで誕生したボーイズグループ、ワン・ダイレクション(以下1D)のメンバーとして、ハリー・スタイルズリアム・ペインナイル・ホーランルイ・トムリンソンとともに2010年にデビューし、2015年3月の電撃脱退まで活動を共にしたゼイン・マリク

画像: 左から:ルイ・トムリンソン、リアム・ペイン、ハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン。

左から:ルイ・トムリンソン、リアム・ペイン、ハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン。

 現在はソロシンガーとして活躍しているゼインが、久々に1D時代のメンバーたちとの関係について口を開いた。

 イギリス版VOGUEに登場したゼインは、じつは1Dとして活動している間、メンバーの中には友だちと呼べる関係を築くことができた相手は1人もいなかったと告白。

ゼインが登場した英VOGUEの誌面。

 「まあ、俺はそういうタイプなんだよね。いつも『離れ小島』みたいなさ。あまり物事をいろんな人に相談したりするタイプでもないし」と自身の“一匹狼体質”について語ったゼインは、「まだ時々メンバーと会ったりする?」との質問には、キッパリと「ノー。正直に言うと、もう長い間どのメンバーとも話してないよ。まあ、そんなもんだよ」と回答した。

 さらに、脱退後のメンバーとの確執についてゼインは、「俺がグループを抜けた後に起こったことや、言われたことっていうのもあるし…」とコメント。詳細については、「悪意を感じるようなことだったよ。自分では思ってもみなかったような小さなことの積み重ねだよね」とお茶を濁した。


アイドルとしての苦悩

 1Dと言えば、デビュー当初は、ゼインを含むメンバー全員が友人同士のように仲が良い雰囲気で、まるでクラスメートや部活仲間ような親しみやすいノリが世間の人々にとっては見ていて微笑ましいものだった。

画像: 2013年、自分たちを象った蝋人形とともに楽しそうにポーズを決める1Dのメンバーたち。

2013年、自分たちを象った蝋人形とともに楽しそうにポーズを決める1Dのメンバーたち。

 ゼイン本人が言う通り、集団行動よりも1人で動くことを好む彼に関しては、確かにほかのメンバーからは少し浮いているという印象もあり、これまでに何度もメンバーとの不仲がウワサされてきた。

 約1年ほど前に行われた米Us Weeklyとのインタビューでは、ハリーとはじつはあまり口を聞いたことがないと明かしてファンたちを驚かせたゼイン。

 一時はツイッター上でやり合うくらい険悪な仲に発展したこともあったルイとは、2017年に亡くなったルイの母親の遺言がきっかけで関係を修復したことをルイ本人が明かしていた。

 ナイルは、ゼインとは電話では話していないものの、メールでは時々やり取りをしていると話し、リアムに関しては、将来いつかゼインを含む5人体制での1Dの復活を望んでいるとの希望を口にしていた

画像: ハリー、リアム、ナイル、ルイの4人は現在も1Dのメンバーとして在籍。ゼイン脱退から約1年後の2016年3月からグループとしての活動は無期限の休止に入っている。

ハリー、リアム、ナイル、ルイの4人は現在も1Dのメンバーとして在籍。ゼイン脱退から約1年後の2016年3月からグループとしての活動は無期限の休止に入っている。

 以前、1Dを脱退した理由について「やめることを決意したときは、1Dでやれることは全てやってしまったように感じて、状況を変えなければいけないと思ったんだ」と語っていたゼイン。

 今回のインタビューで、1D時代の目まぐるしい生活についても振り返った彼は「俺たちは、劇場からアリーナへ、そしてスタジアムへ…って、まったく息をつく暇が無かった。ただ、『次、次、次!』って感じだったんだ。17、18歳だった俺たちにとって、そんな時間の進み方が少なくとも何等かの影響を及ぼしていたことは確かだと思う。人によってとらえ方は違うけど。5人にはそれぞれの性格があるし。関係は粉々に壊れてしまったんだよ」とファンにとっては胸が痛くなるような事実を伝え、コメントを締めくくった。

 1D時代の目が回るような忙しさについては、以前リアムもゼインと同じように表現しており、あまりの過密スケジュールにメンタルが崩壊しかけたと語っていた

 ゼインがメンバーたちとの友情を築けなかったと言う背景には、彼自身のシャイでなかなか人に心を開けない性格も然り、あまりにも働きすぎて心に余裕が持てなかったということもあるよう。(フロントロウ編集部)

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