カイリー・ジェンナーが、“一代で億万長者になった史上最年少の人物”に正式認定。21歳の高卒、子持ちにして誰もが羨む「ビリオネア」となったカイリーの意外な感想とは? (フロントロウ編集部)

 カーダシアン家の末っ子として物心ついた頃からリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演してきたカイリー・ジェンナーが、フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグが保持していた23歳という記録を破り、21歳にして「史上最年少でビリオネアとなった人物」となったと米Forbes誌が発表した。

 18歳だった2015年に立ち上げたコスメブランド、「カイリー・コスメティックス(Kylie Cosmetics)」を起業からたった数年で総資産900万ドル(約1000億円)のトップ企業に育て上げたカイリーは、2018年8月に発売されたForbesの“最も稼いだアメリカの女性起業家60人”特集号で「このままいけば、史上最も若いビリオネアとなる」という見込みとともに、同誌の表紙を飾っていた。

画像: ©Forbes

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 そんなカイリーが再びForbes誌に登場。最新号では、彼女の個人資産がついに10億ドル(1,100億円)を突破したという報告とともに、カイリー本人が最年少ビリオネアとなった感想などを語ったコメントも掲載された。

 史上最も若い億万長者となった感想についてカイリーはこんな風に回答。

「ぜんぜん期待してなかったわ。未来のことなんて予測してなかったし。でも、(史上最年少ビリオネアとして)認められることはすごく気分がいいわ。『よくやった』って背中をポンポン叩いてもらったような感覚」

 ビリオネアに認定されるという、普通の人が一生涯コツコツ働いても辿り着くことができない偉業を若干21歳にして成し遂げたカイリー。しかし、このコメントから見るに、人一倍強い野心やハングリー精神をもって起業・運営に取り組んできたわけでは無いように思える。

 カイリーは、新作コスメをリリースするたび、インスタグラムやスナップチャット、ツイッターといったSNSで告知し、自身がそのコスメを着用する写真や動画を公開して消費者たちにアピールするという方法でマーケティングを展開してきた。

 上記のSNSの合計フォロワー数が1.75億人を超えるカイリーは、自身のビジネスが成功した背景には、SNSが持つ計り知れない経済効果が大きく関係していると分析。

「私の成功は、SNSのパワーによるものだと思う。起業する前から、私には強いリーチ力(※)があったわ」と語り、ビリオネアという地位はSNSがあってこそ手に入れられたものだと語った。

※情報や広告を広範囲にわたって到達させる力

 カイリーが“一代(Self-made)で”ビリオネアになる見込みだという報道が出た際、一部では、セレブ一家の出身である彼女の成功は裕福な両親や有名な姉たちの後ろ盾があってこそ成し得たものであり、“一代で”という言い方はおかしいと難癖をつける人たちもいた。

 しかし、カイリーのブランドが大成功したのは、彼女が自分自身の強みや知名度を熟知し、それを120%フル活用したからこその結果。

 当初、カイリー監修のコスメは自社サイトを通じての販売のみだったが、今度はその成功を武器にし、全米に1,000件を超える店舗を持つ大手ビューティー用品チェーンのUltraと提携。

画像: 2018年末にUltraの店内に登場したカイリー・コスメティックスのブース。

2018年末にUltraの店内に登場したカイリー・コスメティックスのブース。

画像: ローンチイベントに登場し、ファンたちと交流するカイリー。

ローンチイベントに登場し、ファンたちと交流するカイリー。

 現在では、SNSを頻繁に利用しない層も含む、より多くの消費者にも手の届くブランドとなったカイリー・コスメティックスは、さらにぐんぐんと成長を遂げている。(フロントロウ編集部)

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