『ゴシップガール』新作の配信時期が明らかに!
ブレイク・ライブリー、レイトン・ミースター、ペン・バッジリー、エド・ウェストウィック、チェイス・クロフォード、テイラー・モンセンといったスターを輩出した米CWの大ヒットドラマ『ゴシップガール』の続編でもリメイクでもない“エクステンション(拡張版)”として、SNSが著しく普及し、多様性や包括性がより重視されるようになった現代を舞台に新たなストーリーを描くドラマ『ゴシップガール』。
計10話が米HBOのストリーミングサービスで2021年内に配信されると告知されていた同作の配信が7月に決定したことが、キャストや前作から制作総指揮を続投するショーランナーのジョシュア・サフランが応じた米Cosmopolitanのインタビューを通じて明らかになった。
正確な日付は明かされていないものの、ニューヨークで行なわれている撮影はすでに終盤に差しかかっているそう。パンデミックの影響で当初予定されていた2020年内の公開からはだいぶ遅くなってしまったけれど、2021年の夏は『ゴシップガール』旋風が再び吹き荒れることとなりそう!
メインキャラたちにまつわる新情報も明らかに
オリジナル版と同じくニューヨークに暮らすリッチな高校生たちが主役で、彼らの恋愛模様やアイデンティティの探求、SNSとの関わり方、人種やジェンダーロール(※)、LGBTQ+といった社会問題的要素がさらに色濃く盛り込まれるということはわかっているものの、物語のあらすじはトップシークレットとなっている新『ゴシップガール』。
※「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」という、生まれたときに割り当てられた性別に基づいて期待される社会における役割のこと
2021年の始めには、メインとなる9人のキャラクターたちそれぞれの特徴を表すキーワードが発表されたけれど、Cosmopolitanの特集では、キャラたちの関係性が分かる新情報がチラリと投下された。
ホイットニー・ピーク演じるゾーヤ・ロットは、オリジナル版でペンが演じたダン・ハンフリーのような、親近感を抱きやすいキャラクターだそう。視聴者たちは、庶民であるゾーヤの視点から、ニューヨークの上流階級に生息する裕福な高校生たちの生態を観察することとなるようで、ゾーヤは言ってみれば“ツアーガイド”のような存在。
エミリー・アリン・リンド演じるオードリー・ホープは母親がアスレジャーに特化したファッションブランドのデザイナーだという生粋のお嬢様。母がデザイナーという設定は、レイトンが演じたブレア・ウォルド―フと似ている?
オードリーは、エヴァン・モック演じるアキことアキーノ・メンジーズと長い間交際しているけれど、エミリーのキャスティングが発表された際の報道では、オードリーは「長い間交際している恋人がいながら、彼との関係以外の可能性を模索し、安定した生活から一歩外へ踏み出そうと好奇心を持つ役どころ」と説明されていた。2人の関係は、じつは冷めきっている?
オードリーの親友が、ジョーダン・アレクサンダー演じるインフルエンサーのジュリアン・キャロウェイ。
イーライ・ブラウン演じるオビーことオットー・バーグマンは、裕福なドイツ系の家庭の子息で“善い行い”をする良い人なのだそう。
トーマス・ドハーティ演じる天真爛漫で自由奔放なマックス・ウルフは、オリジナル版でエドが演じたチャック・バスを彷彿とさせるキャラクター。パーティーが生きがいで、恋愛にも積極的なマックスのロマンスについて「男の子とキスをするの?」と聞かれたトーマスは、「イエス。裸にもなってるし、(ラブシーンに)熱中してるよ」とラブシーンがあることを明かしている。
サブキャラとして花を添えるのが、トランスジェンダーであることを公表しているジオン・モレノが演じるルナ・ラーと現役女子大生のサヴァンナ・スミスが演じるモネ・デ・ハーン。ジオンは自身が演じるルナもトランスジェンダーかどうかは明かしていない。
以上のキャラクターたちはみんな高校生だけれど、彼らにくわえて登場するのが、元ファッションブロガーで現在はジャーナリストや俳優として活躍しているタヴィ・ゲヴィンソンが演じるケイト・ケラーというキャラクター。物語の重要なカギを握る存在であるケイトに関しては、「野心」というキーワード以外の情報は謎のベールに包まれたまま。
7月の配信開始に向けて、少しずつ詳細が明らかになりつつある『ゴシップガール』では、オリジナル版で登場人物たちを翻弄した“ゴシップガール”の声を演じた俳優のクリスティン・ベルが再びナレーションを担当する。
新作には、ゴシップガールの正体にまつわる謎解きは最初から存在しないけれど、その代わりにどんな仕掛けが用意されているのか、ワクワクが募るばかり! (フロントロウ編集部)