ヨレ、テカリを予防するファンデ術
汗をかくことが多い夏は、顔全体がテカってしまったり、ファンデーションがどろどろになったり、とにかく崩れやすいシーズン。
そんな夏のファンデ崩れを防ぐために取り入れたいのが、メイクのプロが教えるとっておきの崩れ防止術。プロのオススメの方法を取り入れれば、つくりたてのベースメイクを長時間キープできるという。
これまでフロントロウで紹介してきた3つの方法をご紹介。
オイルフリーのファンデを選ぶ
テカリや崩れを防ぐなら、ファンデーション選びは重要なポイント。メイクアップアーティストのクリスティン・チョウは、油分を含まないオイルフリーのファンデーションを選ぶようアドバイス。
なぜならファンデに含まれる油分が原因で、肌がテカリやすくなり、結果的に崩れてしまうことが多いから。クリスティンは、「オイルフリーのファンデを使うと、過剰なテカリを予防できるから、抜群にテカリにくくなるよ」と話した。
セッティングスプレーでサンドイッチする
崩れを防ぐため、セッティングスプレーを使っている人は多いと思うけれど、その崩れ防止力を抜群に高める方法が、ファンデを塗る前と後にセッティングスプレーを使うこと。ファンデの前後にスプレーを噴きかけるこのテクニックは、メイクアップアーティストのアンドリュー・ソトマヨールが、自身が知る中でもっともメイクを長持ちさせられる方法だと明かしたもの。
アンドリューによると、ファンデの前にセッティングスプレーを使うと、肌とファンデの間に薄い膜ができて、皮脂や汗の影響を受けにくくなるのだという。それに加えてファンデを塗った上からも使うことで塗ったファンデがしっかり固定されるため、徹底的に崩れを予防できるそう。
ファンデは少しずつ重ねる
ファンデーションをどんな風に塗るかによっても、崩れにくさに差が出るよう。シャネルのメイクアップアーティストを務めるジーナ・ケーンは、一度にファンデーションを大量につけるのではなく、時間をかけて薄く塗り重ねていくことをオススメ。
ファンデーションは一気に塗りすぎると、肌に密着しなかったぶんが汗や皮脂と混ざり合って、崩れやすくなってしまうのだとか。そのため、塗りすぎを防ぎながら薄く塗り重ねることで、肌にピタッと密着して崩れにくくなるという。
番外編:ベーキングを実践
何がなんでも崩したくないのなら、アーティストのステージメイクなどで長年使われてきた鉄壁メイクテク「ベーキング」を実践してみるのもアリ。
キム・カーダシアンのメイクを担当するマリオ・デディバノビッチは、「ベーキングはとにかくその崩れなさが特徴なので、毎日メイクというよりは、汗をたくさんかく日やメイク直しができない日にオススメ」と明かしている。そんなベーキングのテクニックは、全部で4ステップ。
ステップ1: スキンケアをした後、メイク下地とファンデーションを塗る。マリオいわく、ベーキングを行なう際はリキッドファンデーションがオススメだという。
ステップ2: 目の下に逆三角形状にコンシーラーを塗る。ほかにも眉の間やほうれい腺、鼻の周り、あごなどメイクが崩れやすいと感じる部分があれば塗ってOK。その後スポンジを使ってファンデーションとしっかりなじませる。
ステップ3: コンシーラーを塗った部分に、粒子の細かいフェイスパウダーを使って厚い層をつくるようにたっぷりと塗る。そのまま3~10分間放置。
ステップ4: 放置した後、余分な粉をブラシで払い落とす。ちなみにパウダーを放置している間に、パウダーを乗せている部分以外のメイクをしてもOK。
毎年夏はファンデーションが崩れがちという人は、気になるものからぜひ実践してみて。(フロントロウ編集部)