美や健康と大きく関係している「睡眠」。寝つきや睡眠の質を改善する方法を英催眠療法士(ヒプノセラピスト)が指南。(フロントロウ編集部)

催眠療法士が説く、睡眠不足を解消への5つの近道

 海外セレブたちが美や健康の秘訣として口をそろえるのが、「良質で快適な睡眠をたっぷりとる」こと。

 睡眠には、体を休ませるだけでなく、細胞を修復して新しく生まれ変わらせる働きがあり、日々の健康状態を良好に保つだけでなく、肌や髪、爪といった頭のてっぺんからつま先まで全身の美しさを磨く重要な活動でもある。

画像: 催眠療法士が説く、睡眠不足を解消への5つの近道

 不眠や寝不足を解消し、睡眠の質をアップする方法はこれまでフロントロウでも何度か特集してきたけれど、今回はイギリス・ロンドンを拠点に活動するホリスティック・セラピストで催眠療法士のマルミンダー・ジル氏が推奨する、今日からでもできる5つの小さな工夫を紹介。

1.「睡眠に効くお茶」を飲む

 夜ベッドに入る前にリラックス効果のあるお茶を飲んで、体を温め、心を落ち着かせてみて。ジル氏がお勧めするのはカモミールが配合されたハーブティー。

 「カモミールにはアピゲニンと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、軽い精神安定作用があると考えられています。アピゲニンには、脳の特異受容体に結合して不安を減少させ、睡眠を開始させる働きがあります」と英Glamourに語っている。

画像: 1.「睡眠に効くお茶」を飲む

2.7-11呼吸法を取り入れる

 眠気を誘うためのリラックス法として有名なのが、アメリカの健康医学研究者アンドルー・ワイル博士が提唱する「4-7-8呼吸法」。これと同じ要領だけど、よりシンプルで取り入れやすいのが、「7-11呼吸法」。

 これは、7つ数えながら息を吸い、11つ数えながら吐くというもので、ジル氏いわく、瞑想のような効果があるのだそう。

「体を落ちつかせながら、頭の中からストレスや気が散るような考えを追い出すことができます」。


3. 自分の呼吸に合った枕を選ぶ

 睡眠の質を大きく左右するのは、毎日使う枕。人間は平均22万7760時間を寝て過ごすと言われており、日数にすると9490日、年数にすると、じつに26年間も眠っていることになる。

 だからこそ、自分にとってベストな枕を選ぶことが重要だけど、とくに呼吸の仕方にマッチした枕をチョイスするのがマストだそう。

画像: 3. 自分の呼吸に合った枕を選ぶ

 ジル氏は、枕を買う時には「一番呼吸がしやすいと感じるものはどれかを自問してみてください」とコメント。ある人にとっては堅めor柔らかめの枕が心地よく感じるかもしれないし、別の人にとっては枕を使ったうえでの姿勢が決め手となる場合も。呼吸に注目しながら、自分にとって快適なものを吟味して。


4.ベッドシーツ選びにもこだわって

 枕と同じくらい大切なのが、ベッドシーツや掛け布団のカバー選び。ジル氏が推すのは100%コットン素材のもの。

 「ベッドの寝心地が良くないと、頭の中であれこれと考えてしまうクセに拍車がかかり、不眠につながります。疲労困憊していれば、ベッドの寝心地など気にせずに、すんなり眠りに落ちることができるかもしれませんが、毎日、疲労度がそのレベルに達するということはありません。ほとんどの人が『もう少し睡眠の質が上がって、長く寝られたら…』と考えていると思います。快適な寝床こそが、長く良質な眠りを提供してくれるのです」。


5. ピローミストを使ってみる

 ロンドンにある老舗ホテル、ベルモンド・カドガン・ホテルの睡眠コンサルタントも務めているジル氏が格段に寝つき&眠りを改善すると太鼓判を押すもう1つの方法が、リラックス効果のある香りのピローミストを使うという方法。

 同ホテルでは、滞在客のためにフランキンセンス(乳香)と鎮静作用のあるラベンダー、マジョラムを配合したピローミストを常備しており、これらの香りには、体がのんびりとリラックスした睡眠をとるためのメラトニンなどのホルモンの分泌を助ける働きがあるのだそう。

画像: 5. ピローミストを使ってみる

 ピローミストは昨今、日本でもさまざまなタイプが販売されているほか、お気に入りのアロマオイルなどを調合して自作しても良さそう。

 最近、思うように睡眠が取れていないという人は、催眠療法士が勧めるこれらのテクニックを試してみて。

※記事内の画像はすべてイメージです。

(フロントロウ編集部)

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