キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの友情
ハリウッドで共演者からも制作陣からもファンからも愛される俳優のキアヌ・リーブスだが、彼もまた周囲の人々を大切にする性格。映画『マトリックス』では自身のギャラをスタッフと分け合ったり、スタッフにプレゼントを贈ったり、去年の自分の誕生日には恋人であるアーティストのアレクサンドラ・グラントと過ごした後に、『ジョン・ウィック』4作目の撮影現場を訪れ、共演者のランス・レディックに手紙を書いたりと、愛情に溢れた逸話は多い。
そしてそんな彼の性格はキャリアの初期から続くもので、その頃から長年彼が大切に思っている友人もいる。1994年の映画『スピード』で共演したサンドラ・ブロックとキアヌは当時から仲が良く、現在でもたまに2人の口からお互いの名前が出るほど。撮影中には、サンドラがキアヌとの賭けに負けて彼の家を掃除していたり、その後サンドラがシャンパンとトリュフを食べたことないと言えば、キアヌがその2つを持って彼女の家を訪れたりしていたという。
2019年には、『スピード』の撮影中にお互いに恋心を抱いていたことが発覚したが、サンドラは「付き合うようなことがなかったから、長いこと友達として仲が良いんだと思います」と、大人なコメントを残した。
そしてじつは、2014年にはキアヌがファンとの雑談のなかでサンドラの名前を出していた。米掲示板サイトRedditの雑談コーナーに、スタッフの助けを借りて登場したキアヌ。そのなかで、「友達のなかで最高な映画スターは誰ですか?」と聞かれたキアヌは、こんな回答をしていたのだ。
「う~~~ん。ヘヘ!そうですね。私の友達のなかで最高な映画スターは…、サンドラ・ブロック! 何年もの付き合いで親しくなったし、ディナーも一緒に食べるし、近況を連絡していますよ」
メディアのインタビューといったオフィシャルな会話のなかでなく、ファンとの雑談の間でもサンドラの名前が出てくるとは、彼がどれだけ友人として彼女のことを大切に思っているかが感じられる。
キアヌは1994年にサンドラと初共演し、2006年のラブストーリー『イルマーレ』で彼女と再共演を果たした。最近は仕事でもプライベートでも2ショットを目撃されていないが、いつかまた2人が再会した姿が見られることを願うファンは多い。
(フロントロウ編集部)