まるでリアル・ウェンズデー! 解剖を行なっていた過去も
ドラマ『ウェンズデー』では、ユニークな趣味を持つウェンズデーを演じたジェナだが、実は幼少期にはウェンズデーのように動物の解剖を行なっていた過去があるそう。米WIREDとのインタビューで「幼い頃に小さな動物の解剖をしていたので、その点で私は変人と言えると思います。裏庭で見つけた小さなトカゲの死体とかね」と明かしている。
ウェンズデーと共通する点は他にも。ウェンズデーは日々小説を書き進めていることで知られているが、執筆もまた、ジェナの趣味の1つ。「書くことが大好きなんです。私は常に書いていますよ。色々なことについて書いていて、エッセイの時もありますし、脚本の時もありますし、何だっていいんです。心を落ち着かせる素晴らしい方法ですよ」と米BYRDIEに語ったジェナ。2021年には初の著書となる『It’s All Love: Reflections for Your Heart and Soul(原題)』を刊行した。
『ウェンズデー』ではウェンズデーとしてチェロを演奏したりフェンシングを披露したりしたジェナだが、実はそれらも練習の賜物。ジェナは以前、チェロの練習をしていることをツイッターで報告している。ちなみに、アイコニックなダンスシーンについては、新型コロナウイルスに感染した初日にできた振り付けだったという裏話も明かされている。
ジェナがウェンズデーと似ているのは趣味だけではない。「周りの人たちからはよく、6歳の頃から『ウェンズデーに見た目が似てるね』って言われていました」と米Peopleに明かしたジェナは、「それから、ダークなユーモアのセンスもあったんです!」と続けた。
ラテン系であることは誇り!社会的活動にも積極的なジェナ
メキシコ系の父親とプエルトリコ系の母親のもとに生まれたジェナは、2016年からディズニー・チャンネルで放送された、ディズニー初のラテン系プリンセスを描いたシリーズ『アバローのプリンセス エレナ』で声優を務めるなど、ラテン系のレプリゼンテーションを高めている1人。『ウェンズデー』が配信された際には、同じラテン系であるカミラ・カベロからも「スクリーンでラティーナを観るのは最高。それが今年のお気に入り作品の1つだった時はなおさら!」と祝福を受けた。
そして、ジェナ自身も自分がラテン系のレプリゼンテーションを高めることの意義を強く意識している。「子役として大人になってきたなかで、与えられてきた役の多くが誰かの娘だったり、誰かの若い頃の役だったりで、目の前で(主役という)扉を閉じられることが多かった」と米BYRDIEとのインタビューで振り返る。「私たちは脇役で、コミカルな役回りなのです。そうあるべき、あるいはそうできるのに、真剣に取り合ってもらえないのです。言うまでもなく、私はそういう点を変えていきたいと思っています」。
社会的な活動も積極的に行なっているジェナだが、その背景には、両親からの教えがあるという。「母からは、『プラットフォームを持ったら、それを良いことのために使いなさい。そうでなければあなたを連れ戻すから』と言われたんです」とジェナは米BYRDIEに明かしている。
ジェナはAIDSで亡くなった祖父を称えて、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のアンバサダーとしても活動しており、2017年には自身の活動について「AIDSをめぐる汚名を取り除いて、人々がよりAIDSについて話し合えるようになるための手助けをしたいと思っています」と述べている。
2023年には『スクリーム』続編の公開が控えているほか、『ウェンズデー』シーズン2の制作も期待されているジェナ。今年9月に20歳になったばかりのジェナからはまだまだ目が離せなそう。
(フロントロウ編集部)