ファン投票によってブリット・アワード2023の最優秀ロック/オルタナティブ・アクト賞を受賞し、来日公演も完売して追加公演が発表されるなど、大人気のThe 1975。しかし今、バンドのフロントマンであるマシュー・ヒーリーが出演したポッドキャスト番組が大炎上し、ファンからも謝罪と説明を求める声があがっている。(フロントロウ編集部)

ヤングブラッドが「特権階級の白人の男たち」の会話を批判

 ポッドキャスト番組が公開されたあと、イギリスのツイッターでは「マシュー・ヒーリー」が約4時間にわたりトレンド入り。皮肉の効いたコメディ番組であることを理由に擁護する声も一定数あったが、マシューや司会者たちの発言を差別的として批判するコメントが絶対的に多く、「ファンとしてはコメントを出してきちんと説明してほしい」「ファンでいるのが難しい」といった、The 1975のファンからのコメントも多かった。

 そんななか、イギリスの人気アーティストであるヤングブラッドがツイッターを更新。「特権階級の白人の男たち3人組が、話題沸騰中の若い黒人女性アーティストを物扱いして語るのを聞けるなんて最高だね。30代にようこそってことかね...」とツイートして、30代の男性3人が、2021年にラップを始めたばかりの注目アーティストであるアイス・スパイスの名前を出して笑い合っていた様子を批判した。

画像: twitter.com
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画像: ヤングブラッド(左)とアイス・スパイス(右)

ヤングブラッド(左)とアイス・スパイス(右)

 ちなみに、マシューはポッドキャスト内でアイス・スパイスにDMを無視されたと明かしていたが、記事執筆時点で、アイス・スパイスはポッドキャストでの発言についても無視している。

 マシュー・ヒーリーはLGBTQ+差別や女性蔑視に反対する声をあげている一方で、ツイッターやインタビューでの発言が不適切としてたびたび炎上してきたという側面も持っているアーティスト。今回は、本人たちは面白おかしく笑っていたが、ファンも声明を求めるほどの大騒動になっている。マシューや関係者からの動きがあった場合は追って報道する。(フロントロウ編集部)

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