日本にルーツを持つDJ/プロデューサーのグリフィンにインタビュー。キャリアの初期の頃からの親友カイゴや、ワンリパブリック、ティナーシェ、ムー、セイレム・イリースといった豪華コラボレーターが参加している最新アルバム『Alive(アライヴ)』についてはもちろん、日本のチャートで急上昇することとなった「Tie Me Down」や「Body Back」、日本での思い出、そして、出演が決定しているフジロックフェスティバルへの意気込みについても訊いた。(フロントロウ編集部)

「Tie Me Down」や「Body Back」の日本での大ヒットを語る

そして去年、「Tie Me Down」が日本でヒットしましたが、日本でヒットしたということはグリフィンさんにとってどのような意味を持っていますか?

とても嬉しいですよ。「Tie Me Down」はこれまでに作った曲のなかでもお気に入りの1つで、特別な思いを込めた曲でした。日本でバイラルになって、皆さんに気に入っていただけたのは本当に嬉しいですね。アメリカでも、いまだに大人気な曲の1つなんです。ショーで演奏するときは、いつもそれがハイライトになるほどで。なので、日本の方々に気に入っていただけていることを幸せに思います。すごく誇りに思っている曲ですから。

今年に入ってからは「Body Back」も日本での再生回数が急上昇することとなりました。「Tie Me Down」や「Body Back」の再ヒットについて、ご自身ではどのように見ていますか?

再ヒットの要因については分かりかねますが、この曲も個人的に思い入れのある1曲です。正式にリリースする前から大好きだった曲で、リリースして、それを演奏したときは本当に楽しかったですね。奇しくも、この曲をリリースしたのはパンデミックが起きる直前の2019年末でした。今では、久しぶりにみんなで集まれるようになり、コンサートにも参加できるようになったので、ダンス・ミュージックをもう一度聴くようになったという要因も(再ヒットには)あるかもしれません。新しい生活様式になったのではないでしょうか。パンデミック中には、そこまでダンス・ミュージックに夢中になれなかったと思うので。いずれにせよ、この曲も自分にとって特別な曲なので、日本の人たちがこの曲に出会って、楽しんでいただいていることは本当に嬉しいです。

日本のファンの反応はグリフィンさんのところにも届いていますか?

ソーシャルメディアなどで、日本のファンの方々からたくさんのメッセージをいただいています。メッセージを目にするたびに嬉しい気持ちになっていますよ。日本のファンの方々は、僕にとって本当に大切な方々なので。しばらくの間日本に行けていなくて、ファンの方々にもお会いできていないので、メッセージは本当に嬉しいですし、できる限りレスポンスするようにしています。今年またお会いできるのを本当に楽しみにしています。

「Tie Me Down」や「Body Back」は、その美しいメロディーはもちろんのこと、エモーショナルな歌詞も魅力的です。最新アルバム『アライヴ』のなかでは、特にお気に入りの歌詞を挙げるとしたらどの曲でしょう?

『アライヴ』のなかでは「After You」の歌詞は大好きですね。それから「Reckless」も。ただ、実際は全部が好きです。それぞれに違いがあるというだけで。僕は自分の曲を子どもたちのように思っているので、すべての子どもたちを愛するように、すべての曲を同じくらい愛しています。単に、違いがあるというだけですから。とはいえ、個人的には比較的エモーショナルな歌詞に惹かれるので、「After You」はそのうちの1つですし、「Safe With Me」もそうです。誇りに思っているものばかりです。「Lose Your Love」の歌詞も好きですしね。

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