日本デビューアルバム『ハウ・トゥ・レット・ゴー(ジャパン・エディション)』をリリースし、初となる来日公演も控えるシグリッドにインタビュー! イースター休暇を家族と過ごすために母国ノルウェーに滞在していた彼女が、日本のためにと時間を作ってZoomで取材に応じてくれた。(フロントロウ編集部)

オーロラとの友情とシンプルな服装へのこだわり

友人という話と関連して、同じノルウェー出身である同い年のオーロラとは、昔からの親友だそうですね。彼女との友情はどのような形で始まったのですか?

オーロラとは私が音楽をリリースする前から友だちなんです。高校のときに私がベルゲンに引っ越したのですが、そのときに一緒になりました。彼女は本当に最高ですし、素晴らしい女性です。彼女の幸せを願っていますし、活躍していることを嬉しく思っています。本当に素敵な人なんです! 彼女の音楽が大好きですし、会えるときはいつも嬉しいです。それに、同じマネージメントの所属でもあります。ベルゲンというのは小さな都市で、全員が知り合いという感じなんです。

以前、オーロラにもインタビューしたことがあるのですが、そのときに、ノルウェーでは「よく森へ出かけている」と教えてくれました。シグリッドさんも、ノルウェーに帰ったときにはよく自然に触れていますか?

私もよく自然には触れていますよ。とはいえ、ソーシャルメディアにはよく自然を散歩したり、スキーをしたり、ハイキングをしたりしている様子を投稿してはいるのですが、皆さんが思っているほどではないです。仕事柄、移動が多くて、大抵はあまり緑のない大都会にいるので。もっと自然に触れたいんですけどね。

画像1: ©️Sigrid/Instagram
©️Sigrid/Instagram

最近、音楽以外で夢中になっていることはありますか?

スキーですね! スキーはよくしています。このイースター休暇でもスキーへは何度も行きましたし。他には何があるかな? 昔、「趣味を持ちなよ」って言われたことがあるほど、私って趣味がないんですよ。音楽が趣味なので。逆に、趣味ってありますか? お仕事に関連するもの以外で!

訊かれると、個人的にも、実際すぐに“これ!”と出てくる趣味は今ないかもしれないです…。

うん、趣味って難しいですよね! 今って仕事したり人と会ったりしているとき以外は、みんなスマホを見ていますよね。私のスクリーンタイムもすごいことになっていますし、それって良くないことだなと思います。あ、ちょっと待って! 今は塗り絵にハマっているかもしれないです! 上手ではないんですけど、塗り絵の本を持っていて、よく座って塗っています。絵を描くのは苦手なのですが、色を塗るのは大好きで。なので、スタジオにペンを持って行って、1人で本を開いて塗り絵をしています。

画像2: ©️Sigrid/Instagram
©️Sigrid/Instagram

ファッションについても訊かせてください。シグリッドさんのステージ衣装というと、Tシャツやクロップトップにジーンズという、シンプルなイメージがあるのですが、ファッションにはどんなこだわりがありますか?

実用性重視です。天候に合わせて着る服を選んでいます。ここで生まれ育ったからこそなのですが、というのも、ここは一日のうちに四季が訪れるような地域なんです。雨が降ったと思ったら雪が降って、日光が出て、また雨が降るっていうのを、たった3時間で経験するような。なので、出かけるときにはそういう変化に備える必要があるんです。それが私に大きな影響を与えたと思います。ここでは、クールに見せるための服装を選ぶ余裕はありません。それは難しいでしょうね。10分でびしょ濡れになってしまうと思います。なので、実用性重視ですね。

画像1: オーロラとの友情とシンプルな服装へのこだわり

笑える話があって、昔、私についての記事を読んだときに、私がジーンズとTシャツを着ているのはマーケティングのコンセプトがそうだからだって書かれていたんです。あれは笑えましたね。次々と発表される自分の写真や広告に、果たして“本物”はあるのか? っていう話だと思うんですけど。要するに、もしあなたがアーティストや著名人なのだとしたら、ある意味では“作られた”と言える部分があるということです。というのも、フォトシュートにはフォトグラファーがいて、メイクアップアーティストがいて、ヘアスタイリストがいて、光を当ててくれるスタッフもいるわけですからね。

画像2: オーロラとの友情とシンプルな服装へのこだわり

何が言いたいかというと、この前、17歳の頃に撮った最初のプレス写真の一つを見つけたんです。さっき話した、ラジオでかかった最初の曲を出した頃のものなんですけど、どうやって写真を撮るかなど、そのときは全部自分で決めたんですね。それで、その写真を見たら、そのときにもジーンズとTシャツを着ていたんですよ(笑)。ちなみに当時のTシャツはまだ持っています。本当に、ずっとそういう格好なんです。

日本のファンへメッセージをお願いします!

皆さんに会えることをすごく楽しみにしています。日本に行くことは私の夢でした。単独公演はクールなものになるでしょうし、GREENROOM FESTIVALも素敵なものになるはずです。もしおすすめの場所などがあったら、ぜひ私やバンド、クルーに教えてください! 既にいくつかプランは立てているんですけど、ぜひ候補にしたいと思います。


<リリース情報>
シグリッド『ハウ・トゥ・レット・ゴー(ジャパン・エディション)』
2023年5月10日発売 / 歌詞対訳解説付き / UICI-1161
価格:2,750円(税込)

画像3: オーロラとの友情とシンプルな服装へのこだわり

1.It Gets Dark / イット・ゲッツ・ダーク
2.Burning Bridges / バーニング・ブリッジズ
3.Risk Of Getting Hurt / リスク・オブ・ゲッティング・ハート
4.Sucker Punch / サッカー・パンチ
5.Thank Me Later / サンク・ミー・レイター
6.Dancer / ダンサー
7.Dynamite / ダイナマイト
8.Bad Life (with Bring Me The Horizon) / バッド・ライフ(with ブリング・ミー・ザ・ホライズン)
9.Mistake Like You / ミステイク・ライク・ユー
10.A Driver Saved My Night / ア・ドライヴァー・セイヴド・マイ・ナイト
11.Everybody Says They’re Fine / エヴリバディ・セズ・ゼイアー・ファイン
12.High Five / ハイ・ファイヴ
13.Plot Twist / プロット・ツイスト
14.Don’t Kill My Vibe / ドント・キル・マイ・ヴァイブ
15.Strangers / ストレンジャーズ
16.Grow / グロウ
17.Don’t Feel Like Crying / ドント・フィール・ライク・クライング
18.Mirror / ミラー
19.It Gets Dark (Elkka Remix) / イット・ゲッツ・ダーク (エルカ・リミックス) *ボーナス・トラック

<来日公演情報>

5月25日(木) 初単独公演 @ 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE
来日公演公式サイト:www.creativeman.co.jp/event/sigrid_2023

5月27日(土) GREENROOM FESTIVAL’23 @ 横浜赤レンガ倉庫
公式サイト:greenroom.jp/

Photo:ゲッティイメージズ,Instagram

(フロントロウ編集部)

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