『リトル・マーメイド』吹替声優が全員発表！
6月9日（金）に公開予定の実写版『リトル・マーメイド』のプレミアム吹替版声優お披露目イベントが都内某所で行なわれ、すでに発表されているアリエル役豊原江理佳のほかの、主要キャラクター6人の吹替声優が発表された。
アリエルが憧れていた人間の世界に飛び出すキッカケを作るエリック王子は海宝直人、娘を想うがゆえにアリエルの行動を引き留めようとする父トリトン王は大塚明夫、外の世界に向かうアリエルをたしなめながらも側で支える相棒フランダーは野地裕翔、弱みに付け入りアリエルの声を奪おうとする海の魔女アースラは浦嶋りんこ、人間の世界でアリエルと行動を共にするカニのセバスチャンは木村昴が、カモメのスカットルは高野麗が演じる。
『リトル・マーメイド』は好奇心旺盛なアリエルを中心に、個性豊かなキャラクターたちのストーリーや歌が楽しめる作品だが、イベントでは、アリエルの親友であるフランダー役の野地裕翔がアリエル役の豊原江理佳をキラキラしたまなざしで見つめたり、王に仕えるセバスチャン役の木村昴がジョークを飛ばしていたらトリトン王役の大塚明夫に叱られたりと、役柄を反映したような関係性で、相性ばっちりに笑いを誘った。
『リトル・マーメイド』吹替版本予告
オリジナル版アリエルの魂を受け継ぐ新星アリエルたち
さらにこの日、アリエル役の豊原江理佳が約30人編成のオーケストラによる生演奏にのせて、劇中歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を生披露。
ディズニー本社の人間も唸らせたという繊細で豊かな表現力で、人間界を探検し、海底の王国よりも大きなものの一部になりたいと願うアリエルの願いを歌った豊原江理佳。オリジナル版である1989年（日本では1991年に公開）の『リトル・マーメイド』では、アリエル役を担当したジョディ・ベンソンが、アリエルの意思や意欲の強さ、諦めない心、慣例にとらわれない考え方などをその歌声で見事に表現し、世界中の観客が共感するキャラクターへとアリエルを昇華させた。日本版のアリエル、豊原江理佳のこの日のパフォーマンスにも、そんな表現力と親近感があった。
また、豊原江理佳は、英語版の声優であるハリー・ベイリーと同じく、ニュースターであるという点でもジョディと共通する。1989年版の『リトル・マーメイド』に起用された当時、ジョディはまだまだ新人。経歴よりも才能に注目してダイヤの原石を発掘し続けるディズニーらしさは、30年以上を超えてもなお続いている。
2023年、新星アリエルたちはどのようなレガシーを残していくのか。映画『リトル・マーメイド』は6月9日（金）に劇場公開。（フロントロウ編集部）
