ピルの飲み忘れを防ぐためのデバイスが海外で増加中。プラスαの機能もついた、最新フェムテックデバイスにフォーカス。(フロントロウ編集部)

低用量ピルの服用をサポートするフェムテックデバイス

 近年欧米で続々と発売されている、女性特有のさまざまな悩みを最新テクノロジーで解消するフェムテックデバイス。生理痛を緩和するためのデバイスや、ホットフラッシュを緩和するデバイスゲーム感覚で楽しめる膣トレデバイスなどが多数登場している。そんななか海外で新たに話題を呼んでいるのが、低用量ピルの飲み忘れを防ぐためのデバイス。

画像1: 低用量ピルの服用をサポートするフェムテックデバイス

 正しく服用すればコンドームや緊急避妊薬より高い99%以上の避妊効果があるだけでなく、月経周期を安定させたり、生理痛やPMS(月経前症候群)、排卵痛の症状を和らげたり、卵巣ガンや子宮体ガンの予防、ニキビ・肌荒れの改善などにも有効だと言われている低用量ピル。そんな低用量ピルでは、飲み忘れという失敗が起こりやすい。

 毎日ほぼ同じ時間に服用することで最大限の効果を発揮するとされている低用量ピルは、飲み忘れや大幅な遅れによって不正出血などが起こることも。

画像2: 低用量ピルの服用をサポートするフェムテックデバイス

 そんな低用量ピルの難しさに着目し、よくある飲み忘れの悩みを解消するべく誕生したのが低用量ピルの飲み忘れを防ぐためデバイス。

ピルケース型やクリップ型でコンパクト

 デバイスと聞くと、操作や設定が難しかったりバッグの中でかさばるサイズだったりといった弱点がありそうだけれど、その心配はなし。海外で人気を集めているデバイスは、簡単な使い方で超コンパクト。

 Z世代が立ち上げたニューヨーク発のフェムテック企業Aaviaは、ピルケース型のデバイスを展開。中にシート状のままピルを入れるだけでケース内のセンサーとスマホのアプリが連動。シートを出し入れすることで服薬時間を正確に記録して、飲み忘れている場合はリマインド通知をしてくれる。

画像: aavia.io

aavia.io

 フィンランドで誕生したフェムテックブランドPopitのデバイス「Popit Sense」は、シートに装着して使うクリップのような形状。じつはこのデバイスにはマイクとセンサーが内蔵されていて、音と振動でその日服用すべき薬が飲まれたかを検知。スマホのアプリと連携させることで、飲み忘れている場合はスマホに通知が届く。

画像: popit.io

popit.io

プラスαの機能で女性の悩みをサポート

 海外で人気を集める低用量ピル用のデバイスには、プラスαの機能がついているものも多い。

 たとえば前述のAaviaのデバイスでは、連動するアプリで月経サイクルや、睡眠、気分の浮き沈みなどを管理できる。さらにホルモンバランスの変動による肌トラブルを教えてくれる機能や、メンタルヘルスを健康に保つためのアドバイスをくれる機能、悩みについて話せる匿名のコミュニティなども利用できる。

画像: プラスαの機能で女性の悩みをサポート

 またPopitのデバイス「Popit Sense」では、服薬データを医師に送ることができたり、ピルを服用している場合に起こりやすいトラブルを解消する情報を見ることができたりといった機能がある。

 海外で増えている低用量ピルの飲み忘れを防止するデバイス。今回紹介したうちPopitのデバイス「PopitSense」は、日本からでも購入することができる。(フロントロウ編集部)

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