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『プラダを着た悪魔2』興収1,130億円突破 20年ぶり続編の評価は

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『プラダを着た悪魔2』興収1,130億円突破 20年ぶり続編の評価は
写真:AP/アフロ

 映画『プラダを着た悪魔2』が7月29日から米国のディズニープラスとHuluで配信開始となった。アン・ハサウェイとメリル・ストリープらが約20年ぶりに再集結した本作は、全世界で6億8,800万ドル(※約1,130億円)を超える大ヒットを記録した。批評家スコア77%が示す、本作の評価とは。(フロントロウ編集部)

※2026年7月29日時点の為替レートで換算

「シネマは健在」――ファンが投稿した一言

 試写会後に広まった観客の反応の中で、とりわけ注目を集めたのが「Cinema is alive and well(シネマは健在)」という一文だ。作品全体を評するにはあまりに短い言葉だが、20年後を舞台にした続編がこれほどの熱量で迎えられたことを端的に示している。

 ロッテン・トマトの批評家スコアは77%で、批評家からおおむね好意的な評価を得ている。「安易な便乗企画に終わらず、2026年のファッション誌や出版業界について、明確なメッセージを伝えようとしている」という趣旨の評価もある。一方で、主演キャストの存在感を評価しながらも、脚本の掘り下げが足りないとする指摘もあり、手放しの絶賛ではない。それでも、劇場公開からストリーミング配信開始まで批評家スコアは大きく変動せず、77%を維持している。

20年後のランウェイが描く「2026年の問題」

 レディー・ガガが渋々ステージに立った裏側でも触れたように、本作にはガガを含む豪華なカメオが揃っている。しかし物語の核はあくまでも主人公アンディ(アン・ハサウェイ)とミランダ(メリル・ストリープ)、そしてエミリー(エミリー・ブラント)の三角関係だ。

 監督は前作に引き続きデヴィッド・フランケルが務め、脚本も前作と同じアライン・ブロッシュ・マッケンナが担当した。今作のアンディは敏腕記者となっているが、勤務先の編集部が閉鎖され、職を失ってしまう。その後アンディは、信用回復を図るランウェイ誌の特集編集者として採用され、ミランダと再び働くことになる。「新聞社の編集部を失った記者がファッション誌の再建に加わる」という逆転の構図自体が、2026年のメディア環境に対する批評として機能している。

 前作ではキャリアと私生活の間で揺れていたアンディが、今作では業界全体の変容を前に何を選ぶかという問いを突きつけられる。こうした物語の変化に対して、人物描写の掘り下げが足りないとの批判がある一方、20年後の登場人物の成長を描いていると評価する声もある。

 キャストには、ストリープ、ハサウェイ、ブラントのほか、スタンリー・テュッチ、ルーシー・リュー、ケネス・ブラナー、B・J・ノヴァク、シモーヌ・アシュリーらが名を連ねる。米国では今年7月29日からの配信で、日本での配信スケジュールは現時点では未定だ。

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