88歳が撮った“世界の終わり”。『ラスト・サバイバー』メイキング解禁


リドリー・スコット監督の最新作『ラスト・サバイバー』から、撮影の裏側と監督・キャスト陣のインタビューを収めた特別映像が解禁された。人口の9割が消えた世界を、88歳の巨匠はどう作り上げたのか。(フロントロウ編集部)
小型機が飛び立つ、その裏側から
『ブレードランナー』(82)や『エイリアン』(79)で映画史を書き換えてきたリドリー・スコットが、ピーター・ヘラーのベストセラー小説「ドッグ・スターズ」を映画化した『ラスト・サバイバー』。8月28日(金)の日本公開を前に、本編の裏側を見せる特別映像が到着した。
舞台は、謎のパンデミックによって人口の90%が死に絶えた荒廃した世界。生き残った者たちは人間性を失い、奪い合いと殺し合いを繰り返している。そのなかで、愛犬と亡き妻の記憶だけを頼りに生き延びてきたパイロットのヒッグが、無線から届いた謎の声に導かれ、未知の空へ飛び立っていく。日本語吹替版で主人公の声を武内駿輔が担当することも、すでに発表されている。
映像は、そのヒッグが小型機に乗り込み、空へ上がっていく場面のメイキングから始まる。続いて現れるのは、大爆発の炎に包まれる本編カット、緊迫した銃撃戦、そして襲撃者たちに馬で包囲される絶体絶命の場面。それぞれがどう撮られたのかが、次々と開かれていく。カメラの前で真剣な眼差しを向けるリドリー本人の姿も収められている。
88歳が言う、「新しい挑戦」の中身
その巨匠は現在88歳。半世紀近くにわたって最前線に立ち続けてきた監督は、本作について特別映像で語った。
「常に新しい挑戦を探している。世界の終末を描いた。劇場でこそ楽しめる作品だ。驚くよ」
主演のジェイコブ・エロルディも「ぜひ劇場で観てほしい」と言葉を重ねる。スケールの大きさを画面いっぱいに詰め込んだ作品だけに、上映環境そのものが体験の一部だという主張だ。
配役についてもリドリーは手応えを口にしている。「理想の配役が実現したよ。ジェイコブやジョシュ、マーガレットやガイ、最高の俳優陣だ」。主人公ヒッグを演じるのは、シャネルの顔として世界中のモード誌を席巻し、次期ジェームズ・ボンド役の最有力候補とも取り沙汰されるジェイコブ・エロルディ。ヒッグがわずかな希望を見出した先で出会うシーマを『サブスタンス』のマーガレット・クアリー、無口で皮肉屋な隣人バングリーを『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリンが演じる。
絶望的な状況を描きながら、本作は絶望だけで終わらない。エロルディが「ヒッグは外の世界に可能性を感じた」と話すように、リドリーらしい人間ドラマや恐怖の要素と並んで、希望もまた物語の芯に置かれている。
東野幸治と山里亮太が、リドリーを語る回も
日本では、公開に先駆けて意外な形の“予習”も用意されている。BSよしもとのバラエティ番組『東野山里のインプット』で、リドリー・スコットをテーマにした回が放送されるのだ。
案内役は映画好きのお笑い芸人、おミュータンツ宮戸フィルム。東野幸治は「レジェンド監督」と評し、南海キャンディーズの山里亮太は『エイリアン』について「観てます!良かった!」と反応するなど、リドリーの歴代作品の魅力をたどる内容になっている。東野は「リドリー・スコットを若い人にもっとわかって欲しい!」とも話しているという。放送は8月23日(日)23時から、インプット#69として。
映画『ラスト・サバイバー』は8月28日(金)より全国公開。
















