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「クラブの女子トイレ以上の場所ってある?」FLOが出した特効薬

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
「クラブの女子トイレ以上の場所ってある?」FLOが出した特効薬
画像提供:ユニバーサル ミュージック

英R&BトリオのFLOが、8月7日発売のセカンド・アルバム『THERAPY AT THE CLUB』から新曲「Remedied」をリリースした。タイトルの意味も、アルバムがクラブを舞台にした理由も、本人たちの言葉がそのまま答えになっている。(フロントロウ編集部)

「行き詰まっている人のための特効薬」

グラミー賞ノミネート歴を持つイギリスのR&BトリオFLOが、ニュー・シングル「Remedied」(レメディード)をリリースした。所属のユニバーサル ミュージックによると、8月7日(金)に出るセカンド・アルバム『THERAPY AT THE CLUB』(セラピー・アット・ザ・クラブ)からの新曲になる。

アップテンポなこの曲について、FLOはこう説明している。

「『Remedied』は、行き詰まりから抜け出せずにいるすべての人に向けた曲です。ついに立ち上がり、外へ踏み出し、自分が何者なのかを思い出す。あなたのための特効薬だと思ってください」

共作に加わったのは、サブリナ・カーペンターやオリヴィア・ディーンとの共作で知られるエイミー・アレン。最高の時間を求めて突き進む、楽しくもカオティックな瞬間を捉えた1曲に仕上がっている。

先行して、『Live from VEVO Studio』でのパフォーマンス映像2本も公開済みだ。

アルバムのタイトルが「クラブでのセラピー」である理由

『THERAPY AT THE CLUB』が面白いのは、クラブをただのナイトライフの場として描いていない点にある。出かける前の高揚から翌朝までの感情の曲線をたどりながら、告白し、解放され、自分自身を取り戻す場所としてクラブを捉え直した作品だという。

なぜそんな発想になったのか。アルバムについてのコメントで、FLOは飾らない言い方をしている。

「私たちにとってクラブは、ただ夜遊びをする場所ではなく、まるでセラピーのような場所。だって、夜遊びの途中のクラブの女子トイレ以上に、自分をわかってもらえる場所ってありますか? まさにそんな雰囲気なんです」

あの空間で見知らぬ誰かに励まされた経験がある人なら、この一文だけで作品の狙いがわかるはずだ。サウンドはダークで高揚感のあるR&B/ポップを基調に、日記のように率直なストーリーテリングを織り込み、欲望、失恋、自信、癒しをリアルタイムで描いていく。

制作陣も厚い。エイミー・アレンに加え、ステフ・ジョーンズ、ジュリアン・ブネッタ、ボーイ・マシューズらが参加し、これまでのコラボレーターであるSkippz、オーク・フェルダー、セヴン・ストリーターも名を連ねた。そのうえでメンバー3人自身がソングライティングとプロダクションに深く関わっており、FLOは本作を「今の私たちそのものを表しています」と表現している。

8月31日、東京から始まる初の単独来日

レネー・ダウナー、ステラ・クアレスマ、ジョルジャ・ダグラスの3人が2022年のシングル「Cardboard Box」でブレイクして以来、FLOの歩みは速い。同じ年に「BBC Sound of 2023」1位とブリット・アワードのライジング・スター賞を同時に手にしたが、これはグループとしては史上初の記録だった。

2024年のデビュー・アルバム『Access All Areas』では、イギリスのR&Bグループとして20年ぶりのグラミー賞ノミネート(最優秀プログレッシブ・R&B・アルバム賞)を獲得。全英アルバムチャート初登場3位、全英ヒップホップ/R&Bチャート1位という成績は、英国のR&Bガールズグループとして過去23年で最高位にあたる。累計ストリーミング再生回数は6億500万回を超えた。

日本のリスナーにとって本題はここからだ。FLOは新作を携えた初の単独来日ツアー「Therapy At The Club Tour 2026 Japan」を開催する。8月31日(月)に東京・TOYOSU PIT、9月2日(水)に大阪・Zepp Namba (OSAKA)の2公演で、いずれも開場18時・開演19時。詳細は公演ウェブサイトに掲載されている。

SUMMER SONICのステージには立ってきた3人が、今度は自分たちだけの時間を持って日本に来る。「特効薬」を名乗る新曲が、その夜どう響くのか。

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